建設業、とうとう覚醒する!?

はじめまして北邑(きたむら)と申します。建設業のお客様を中心に提案活動をしております。
本業はマル秘の新製品の企画と開発マネジメントです。
これまでのウェッブアイにはないエッジなシステムとなっております。みなさま乞うご期待!
建設業の世界へ
わたくし北邑ですが、もともと秋葉原の電子工作・マイコン少年でした。
その後は順調に道を踏み外し、学生時代には企業の生産管理システムのソフトウェアを受託するまでになっており、私の主成分はコンピュータで占められております。
趣味と仕事は一緒にしてはいけないとの縛り?により、大学から建設工学を専攻し、順当にゼネコンでお世話になり、プロの仕事人としてビシバシと鍛えていただきました。
建設業のIT化
十年あまりの建設人生を過ごし、大規模工事の入札前から竣工までのあらゆる業務を経験したところで、やっぱり趣味と仕事は一緒じゃないと時間がもったいないと思うようになってしまいました。
「建設業のIT化(当時はITなんて言っていませんが)」で皆を驚かすことができるはずだ!と、今思えばスイーツな野望をもってしまったのです。
結局、思い立ってたった1カ月で、あろうことかお世話になったゼネコンを飛び出し、建設業専門のITベンチャーに移籍し、流浪の人生がはじまりました。
当時求められたこととソフトウェア
当時はITバブル花盛り、CIMや3DCADをはじめとして建設業でも積極的に電子化を推進している頃でもありました。およそ2000年頃です。しかし、現場で欠かせない工程管理の世界はずっと遅れをとっていました。工程表きれいに書くのはとても大変なのでCADできれいに書きましょうという時代、清書の省力化が重要な判断基準でした。
私は工程管理と原価管理は一体なのだから統合管理すべきと信じ、工程、原価、工数歩掛、原価歩掛、数量表、日報、安全日誌、なんと「工程表を清書する」までテンコ盛りで統合管理できるソフトウェアに携わり、満を持してリリースいたしました。
しかし、これが見事に売れず、可及的速やかに廃業に追い込まれる羽目となりました。当時現役の作業所長とそのメンバーとともに作り上げたものですから、現場感もあり、これは売れて当たり前と考えていたわけで、余計にショックは大きかったですね。全く理解できませんでした。
時は経ち、いまとなっては多くの方々から当時のシステムにあったご要望をいただくことがあり、非常に驚くと同時に興味深く考察しております。
どうしてこのような変化があったのかこの理由についての私なりの解釈は、このコラムで逐次お伝えしていきたいと思っています。