プロジェクト管理ソフトの導入・定着により新車生産設備準備プロジェクトの日程とコストを見える化を実現

開発から生産までを担う完成車メーカーとして、キャラバン、AD、ADエキスパート、シビリアン等の小型商用車をはじめ、エルグランド、セレナ、ウイングロード、輸出専用高級スポーツユーティリティ ビークル インフィニティFX など、年間30万台以上を生産するほか、救急車やリフターバンなどの特装車両の架装を含め、多種多様な車輛の開発と生産を手がけています。

ご検討の背景

日産車体株式会社の車体技術部内では、新車生産設備の開発プロジェクトについて次のような課題が顕在化してきており、対策を講じる必要がありました。

計画にコストを連動させて一元的に管理することで、プロジェクトに関するリスク対応も迅速に行える、「日程と費用の“見える管理”」の実現を望まれていました。

主な課題概要

  • 進捗遅れや仕様変更等による再計画が迅速に行えない
  • 人の負荷状況が把握できていない為、要員の過不足が見えず、計画の実行可否判断が難しい
  • 進捗状況が把握できていない。また、遅れが発生した場合の後続作業へのインパクトが評価できない
  • 日程計画と予算の予実差異が把握できていない
  • プロジェクトごとの採算が見えない

ウェッブアイからのご提案・実施内容概要

プロジェクトの状況判断を容易にするために、日程計画・工程管理ツールの工程’sと統合計画パッケージ(EPM)であるPREGAREの導入と定着化のための教育を提案しました。

PREGAREと工程’sで計画とコストを一元管理

PREGAREと工程’sにより、工程情報とコスト情報を一元管理することで、プロジェクトの日程(進捗・負荷)とコストの状況を迅速かつ総合的に判断できます。工程’sでは「開発計画の作成・更新」「作業進捗の入力」「負荷の確認・調整」を行い、PREGAREでは「予算の策定」「コストの管理(社内外コストの集計)」「計画とコストの予実管理」「計画進捗・実績の管理」を行うというご提案をいたしました。

また、お打合せの結果、車体技術部様では、本システムを全プロジェクトに適用することになりましたが、技術部門全体では、段階的に適用する必要があると考え、まずは、大型プロジェクトに対象を限定し、プロジェクトはその上申前の検討期間も含め、プロジェクトの検討段階から完了までを管理期間として設定し、早い段階からプロジェクトを把握管理するようにしました。

システムの定着を目指したトレーニングと支援、導入に対するルールづくり

導入したシステムを有効に活用するためには定着率が大切であると考え、定着率が上がる為の取り組みとして、PREGAREと工程’sのトレーニングを行うとともに、マニュアルを作成し、社内のHPに掲示されることを提案いたしました。

また、日産車体株式会社様では、新規の日程表については工程’sで作成されたもののみを承認し、表計算ソフトによるものは差し戻しとする社内ルールを策定し、それでも工程’sで作成しない人に対しては、聞き込み調査を行い、説得あるいは必要な支援を行うことにしました。

プロジェクトの成果

コストの一元管理と、進捗入力の定期化による最新の状況の把握やプロジェクトコストの迅速な把握を実現

PREGAREと工程’sにより工程情報とコスト情報を一元管理することで、プロジェクトの日程(進捗・負荷)とコストの状況を迅速かつ総合的に判断できるようになりました。 PREGAREと工程’sは次の処理を受け持っています。

【工程’s】 開発計画の作成・更新

  • 作業進捗の入力
  • 負荷の確認・調整

【PREGARE】 予算の策定

  • コストの管理(社内外コストの集計)
  • 計画とコストの予実管理
  • 計画進捗・実績の管理
項目 日程 コスト 問題点への解決
社内費 社外費
計画立案 作業の関連付けが容易にできる
計画(予算)と実績対比 計画/実績差異が常に把握可能
進捗確認(発生状況) 進捗が常に把握可能
修正計画 変更計画が容易に出来る

社内でのフォーマットの共通化により、見やすい工程表が作成されるだけでなく、資源負荷の把握が可能になり、その情報を PREGAREに取り込むことで、全社レベルでの計画情報の共有を実現することができました。

進捗入力の定期化により、最新の状況を把握するため、 毎週月曜日に前週までの進捗を入力するよう依頼し、計画の 最終更新日からの進捗入力の有無を確認するようにしました。 未入力者に対してはE-mailやミーティングによりフォローを 行い、遅れが発生している場合には、進捗確認会(週1回実施)で遅れの原因を明確にし、迅速にアクションを取るように しました。これまで月1回の更新であったものが毎週更新されるようになり、プロジェクトのリスクに対し早期に予見・対処す ることが可能になりました。

コストについては、社内コストだけでなく、社内の既存システムと連携することで、社外費用を取り込み、プロジェクトに関する実績コストを当初の予算と比較して把握することが可能となりました。常に最新のコスト発生状況が把握できるようになり、作業の進捗だけでなくコスト面での管理も容易に行えるようになりました。

ご提供したソリューションサービス

工程表作成ツール「工程’s」

未だに、多くの人が表計算ソフトを使用して工程計画を管理されています。工程計画はプロジェクト管理を行う以前に企業の業務を行う上で最も重要な業務であるにもかかわらず、いまだに作成手順や管理手法が属人的になってしまっているのです。

「工程’s」は、従来からの工程設計者の試行を妨げることなく、多角的な視点から最善の工程設計を行うことを可能にするWindowsアプリケーションです。企業内の計画情報のシステム化を促進し、プロジェクト計画のレビューや共有・再利用を可能にすることができます。

詳細はこちら

EPMシステム「PREGARE」

PREGAREは、企業レベルの統合的なプロジェクト管理(エンタープライズ・プロジェクトマネジメント)を目的としたプロジェクト管理パッケージ(Webアプリケーション)です。研究開発・設計部門から、製造・生産部門、保守部門にわたる幅広い組織、部門における様々な計画の日程管理、予算・コスト・進捗管理、要員・設備の負荷管理、計画の実績・バージョン管理等にご利用頂けます。

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全ては、お客さまの「プロジェクトの成功」のために

世界中の現場で”Good job ! ”という言葉が飛び交い、「マネジメントする喜び」が溢れる。私たちは、お客さまと共にプロジェクトマネジメントのあるべき姿を追求し続けます。

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