工程's Orario 16.0リリースノート
2024年10月31日に工程's Orario 16.0(以下、「工程's 16.0」と記す)をリリースしました。
本ページでは、バージョンアップで追加される新機能や改善点をご紹介いたします。
※工程's 16.0のバージョンアップをご希望の方はこちらよりお申し込みください。
工程's 16.0を新しくご購入されたい方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
※英語版リリースノートはこちら
主な新機能・改善点
休み期間の非表示機能
ツールメニューエディターの改善
その他の改善点
本製品の利用について
休み期間の非表示機能
バーチャートエリア上で休み期間を非表示にする
カレンダー上で休みとなっている期間の列を非表示にできるようになりました。
休みの列が非表示状態での印刷にも対応しています。
稼働期間のみを表示することで、画面や紙のスペースを有効活用することができます。
カレンダー編集画面で登録されているカレンダーの中から、休みを非表示にするカレンダーを自由に選択できます。
[高度なカレンダー設定]から、複数のカレンダーを選択した場合、どの休みを非表示にするかを条件設定することができます。
通し日表示機能と併用することで、ゼロ工程表の作成にもお役立ていただけます。
非稼働カレンダー自動作成ツール(アドオンツール)
工程表上でバーが存在しない日を休みに自動設定したカレンダーを作成できるツールを開発いたしました。
すでに日程情報が入力されている工程表から、休み期間の非表示機能を使ってゼロ工程表を作成したい場合に便利です。
→ツール紹介パンフレット(PDF:547 KB)
本ツールは、工程'sの保守サービスをご契約中のお客様は無償でご利用いただけます。
詳しくはユーザーサポートまでお問い合わせください。
ツールメニューエディターの改善
「システム変数」ボタンの仕様変更
- ボタン名を変更しました。
(変更前)定数追加 → (変更後)システム変数 - リストに表示されるシステム変数候補を見直し、よく使うものとの入替を行いました。
これにより、わかりやすさを向上させ、誤入力のリスクを軽減しました。
従来通り、リストにない項目も手入力で設定が可能です。
その他の改善点
今回修正された不具合
- ライセンスキーの有効期間切れメッセージの文面を、よりわかりやすい文面に改善しました。
- 印刷ウィザードで文字全体の拡大・縮小を75%に設定したとき、縦書きのグループ名称が見切れる不具合を修正しました。
- ライセンスがない状態で印刷パターンファイルを開こうとした際に、エラーメッセージが出るよう改善しました。
- BarChart Factory Orarioで印刷時、山積みエリアの最下行が工程表枠からずれて出力される不具合を修正しました。
- BarChart Factory Orarioで印刷時、山積みグラフの一番下の資源名と山積みが枠の外側に印刷される不具合を修正しました。
- BarChart Factory Orarioを同時に複数起動すると、想定外の動作が起きる不具合を修正しました。
- 環境設定の上下余白設定との組み合わせにより、印刷の際、下部に不要な線が描画される場合がある不具合を修正しました。
- グループ名称が縦書きの時、印刷文字サイズを拡大縮小すると半角英数字がずれる場合がある不具合を修正しました。
- バーの文字が省略されている状態で、印刷文字サイズの拡大縮小が反映されない不具合を修正しました。
- バーレイアウトで1段に複数項目を設定したとき、[環境設定]>[文字]タブ>[バーレイアウト項目の設定]で「背景を透明にする」にチェックを入れても、文字の背景が透明にならない不具合を修正しました。
- 工程's 15.0でバーの検索画面を開くと、フォーカスの位置がそれ以前のバージョンと異なっていた不具合を修正しました。
- 文字書式のリセットが効かない場合がある不具合を修正しました。
- 山積みグループ/スタック表示にすると、バーの移動単位がリセットされる不具合を修正しました。
- 山積みグラフの供給資源量表示において、左右同じ供給量にしても日付区切り線が消えない不具合を修正しました。
- コンテキストメニューからグループ選択すると、山積みグラフがグループ絞り込み表示されない不具合を修正しました。
- バーを複数選択し、プロパティ画面から左右シンボルをあり⇒なし に変更しようとすると反映されない不具合を修正しました。
- 資源別ビューを印刷する際、「グループバーのみのグループを描画しない」をONにすると、一部の資源が印刷されないことがある不具合を修正しました。
- 工程'sのツールメニューからWBSエディタ―を起動しようとすると、「アプリケーションが異常終了しました。」とエラーが表示され起動できないことがある不具合を修正しました。
- 工程's本体、BarChart Factory Orario、WBSエディター内の軽微な文言修正をいたしました。
各機能の詳細については、工程's 16.0「ユーザーマニュアル」および「リファレンスマニュアル」もご参照ください。
動作環境
動作環境はこちらのページをご確認ください。
【弊社他製品とのデータ連携に関する注意事項】
- PREGARE Orarioでマルチプロジェクト計画の分解を行った場合、カレンダープロパティの休み期間非表示機能に関する設定は反映されません。
- カレンダープロパティの休み期間非表示機能に関する設定は工程表全体に適用されるため、Planow Orarioおよび計画コックピットの排他編集には反映されません。変更は、Planow Orarioのプロジェクト基本情報「全般(kzd)」にて行ってください。
- TransportOrario-TSVについて、休み期間非表示機能に関する項目は、インポート/エクスポートの対象外となります。
【Windows 10のサポート終了に伴う事前告知】
Windows 10(32bit版)は工程's 16.0では保証対象ですが、工程's 17.0(仮)以降では保証対象外といたします。
Windows 10(64bit版)は工程's 16.0では保証対象です。工程's 17.0(仮)以降については、現時点では未定となります。
確認されている不具合と回避方法
工程's 16.0では、休み期間非表示機能をONにしているときに、特定の条件下で、全体マップの表示が崩れることが確認されています。
本事象は、[編集]>[環境設定]>[拡張オプション]で「全体マップに、作業と資源の負荷状況を表示する」にチェックが入っている状態で発生します。
全体マップの下半分に表示される山積みマップをクリックすると、全体マップ上の資源名の表示が崩れ、資源名表示エリアまで休み期間の縦線が表示されます。
《回避方法》マウスのカーソルを移動することで解消されます。
工程's Orarioのご利用に関する重要事項
工程'sをご利用いただく前に、必ずこちらのページをご確認ください。
(最終更新:2024/11/5)