工程’s Orario 15.0リリースノート

2024年1月30日に工程’s Orario 15.0(以下、「工程’s 15.0」と記す)をリリースしました。
本ページでは、バージョンアップで追加される新機能や改善点をご紹介いたします。

※工程’s  15.0のバージョンアップをご希望の方はこちらよりお申し込みください。
 工程’s 15.0を新しくご購入されたい方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
※英語版リリースノートはこちら

主な新機能・改善点

文字サイズ設定機能の追加

シンボル・書式設定機能の改善

バーレイアウト設定機能の改善

その他の改善点

本製品の利用について


文字サイズ設定機能の追加

グループ名称および山積みタイトルの文字サイズ(倍率)設定の追加

標準の文字サイズに対して、グループ名称や山積みグラフエリア内の資源名称の文字を拡大・縮小できるようになりました。
全体の文字サイズを変更することなく、グループ名称や資源名称の文字サイズのみを調整でき、より見やすい工程表を作成することが可能となります。

倍率は75%~200%の間で自由に設定できます。

動画でも新機能を確認できます!(YouTubeに遷移します)

 

※本項目は工程表全体の設定となるため、Planow Orarioおよび計画コックピットの排他編集では反映されません。Planow Orarioよりプロジェクト基本情報の「全般(kzd)」にて変更いただけます。

印刷時の文字サイズ(倍率)設定の追加

画面上の文字サイズはそのままに、印刷時の文字サイズを拡大・縮小できるようになりました。
印刷時の工程表レイアウトを変更することなく、印刷時の文字サイズを調整でき、大きなサイズの紙に印刷する際に文字が小さくなりすぎる問題などを解消できます。

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文字全体の倍率は75%~400%の間で自由に設定できます。
また、カレンダー文字サイズは個別に最大倍率を設定できます。(設定値範囲:75% ~ [文字の拡大・縮小]で設定した数値(%))
工程表の大きさに合わせて見やすい文字サイズを設定していただくことが可能です。

機能チェックON/OFFの切り替えで、従来通りの仕様で印刷することもできます。

印刷時の文字サイズ(倍率)設定機能を使うことで、大きな紙に印刷したい場合などに、印刷結果の文字を大きくするために標準フォントサイズを変更する手間を省くことができます。

シンボル・書式設定機能の改善

ツールバーに「シンボル変更」ボタンを追加

オプションツールバーに「シンボル変更」ボタンを新たに追加しました。
バーを選択した状態で「シンボル変更」ボタンを押すことで、そのバーの「シンボル変更」画面を表示することができます。
従来よりも「シンボル変更」画面を簡単に呼び出せるようになり、より効率的に作業を行うことが可能となります。

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プロパティ画面に「文字書式」「シンボル変更」ボタンを追加

バーおよびマイルストーンのプロパティ画面から、そのバーやマイルストーンの「文字の書式設定」画面や「シンボル変更」画面を表示することができるようになりました。
バーを作成→プロパティ情報を入力→その流れで文字書式やシンボルを変更することができ、作業効率アップにつながります。

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バーレイアウト設定機能の改善

項目間の区切り記号の種類を追加

バーチャートエリアで複数のバー情報を表示したときに、項目間の区切りをカンマまたはスペースから選べるようになりました。
カンマ区切りを表示させたくない時などにお使いいただけます。

活用例として、備考に単位を入力し、バーレイアウトで数量と備考(単位)をスペースで区切って並べることで、違和感なく情報を表現することができます。

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バーレイアウト変更画面の操作性を向上

①設定した項目を削除した時に、下位の項目が削除されないようになりました。
②項目2と項目3で、設定してもバーレイアウトに反映されない項目を選択できないようにしました。具体的には、日付や時刻に関する項目となります。
③ビューのタブを切り換えた際に、日付フォーマットの選択肢が変わらないように変更しました。
④「適用」ボタンなどをわかりやすい表記に変更しました。
⑤設定を適用した際に、エラー箇所を赤枠で明示し、修正すべき箇所が一目でわかるようになりました。

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※既存の仕様として、日付や時刻に関する項目が正しく反映されるのは項目1に設定したときのみとなります。

計画バー作成後の画面遷移を改善

初期計画を設定した後、直接バーレイアウト変更画面に遷移できるようになりました。
これまでは初期計画設定後に、ご自身で[表示]>[バーレイアウト変更…]からバーレイアウト変更画面を開く必要がありました。
直接バーレイアウト変更画面に遷移できるようにすることで、より効率的に作業を行うことが可能となり、操作に迷うことがなくなります。

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その他の改善点

通し日の表示位置を改善

カレンダーエリアでの通し日の表示位置を曜日の下に変更しました。
「通し日が日付と隣接していて見分けがつきにくい」というご要望に対応しました。

高解像度のディスプレイに対応した表示改善

高解像度のディスプレイをお使いの場合、一部画面を正常に表示できない問題を修正しました。
高解像度のディスプレイでも正常に工程’s Orarioをお使いいただくことができるようになりました。
併せて、一部画面のレイアウトも見直しました。
※ディスプレイ環境によっては、いくつかの箇所が見づらい可能性があります。その際は、OSのディスプレイ設定で調整が必要となることがあります。

アプリケーション内の文言変更

①工程’s Orario の英語名を変更しました。

英語圏の方々にも製品のイメージが伝わりやすい名前に変更しました。

  • 「Kouteizu」 → 「WebI ACTY’S ORARIO」

一部ツールの名称を変更しました。

内閣告示や各メディアが規定する表記ルール等に基づき、外来語語尾の長音を変更しました。

  • 「WBSエディタ」 → 「WBSエディター」
  • 「ツールメニューエディタ」 → 「ツールメニューエディター」

ウェッブアイ製品のマスターブランドである「Orario」を製品名に追加しました。

  • 「BarChart Factory」 → 「BarChart Factory Orario」

③BarChart Factory Orarioにおけるファイル名表記を統一しました。
 今後「フォーム」という呼称は廃止し、「パターン」という呼称に統一します。

  • BarChart Factory Orario 5.0 印刷パターンファイル(.bcfx)
  • BarChart Factory Orario 5.0 印刷パターンテンプレート(.bctx)

④PREGARE Orarioに関する表記を変更しました。
 PREGARE Orario(以下、「PREGARE」と記す)上の表記に合わせて、以下の通り変更しました。

  • PREGAREアップロード画面 「User Name」→「LoginName」
  • 環境設定>PREGARE 「ユーザ名」→「ログイン名」

工程’sテンプレート、BarChart Factory Orarioテンプレートの改善

「新規作成」メニューからご利用いただける既存のテンプレートを見直し、内容や名称、フォルダ階層を変更しました。
皆様の業種に合ったテンプレートを活用し、効率的な工程表作成にお役立てください。
※過去の工程’sテンプレートはこちらからダウンロードできます。

今回修正された不具合

  • 異なるカレンダーの作業バーを複数選択し、バーのプロパティ画面でカレンダーのプルダウンを表示後、変更せずに[OK]を押すと、デフォルトカレンダー設定になる不具合を修正しました。
  • 印刷時に生成されるemfファイルの右端と下端に数ピクセル程度の余白が入る不具合を修正しました。
  • PREGAREアップロード機能で、PREGAREへの計画アップロードが成功しているのに、工程’s側でタイムアウトエラーと表示される不具合を修正しました。
  • グループ貼り付けで、行とバーのみを対象として貼り付けた際に、貼り付け先のグループが一貫しない問題を修正しました。
  • オプション画面以外からフォントサイズを変更すると、「元に戻す」が無効になる不具合を修正しました。
  • 同じバー内で同一資源を登録していると、資源別ビューの山積みグラフをグループ絞り込み/グループスタックにした際に、ずれ期間が反映されない不具合を修正しました。
  • グループのコンテキストメニューからバーを選択すると、Enterでプロパティ画面が開かない不具合を修正しました。
  • 工程’s Orario 14.0で、従来のバージョンに比べてバーの作成やプロパティを開くのが遅くなった問題を修正しました。
  • 工程’s Orario 14.0で、休日を挟むバーを含んだグループをコピー→貼り付けした際に、一部以前のバージョンと異なる配置となる不具合を修正しました。
  • Windows 11でカレンダー形式の日付選択画面のアイコンが表示されなくなる不具合を修正しました。
  • その他、工程’s 15.0の新機能や機能改善により、関連する細かな不具合を解消いたしました。

 

各機能の詳細については、工程’s 15.0「ユーザーマニュアル」および「リファレンスマニュアル」をご確認ください。

動作環境

動作環境はこちらのページをご確認ください。

工程’s Orarioのご利用に関する留意事項

  • 工程表(kzdファイル)を共同編集する場合は、弊社サーバー製品(Planow Orario、PREGARE Orario、工程’s クラウド)をご利用ください。
  • 共有フォルダーやクラウドストレージ上のkzdファイルを編集した場合、予期せぬ不具合が発生する可能性があります。これらの不具合に関しては、保証対象外となります。
  • ご利用いただく端末1台につき1本の正規ライセンスが必要です。
  • リモートデスクトップ接続等で1ライセンスを複数の端末で使用される場合は動作保証外となりますのでご注意ください。
  • 上記をご理解いただいた上で、お客様の判断によりリモートデスクトップ接続等で1ライセンスを複数の端末で使用される場合には、実際にご利用される人数分の正規ライセンスをご購入いただく必要があります。お使いになるユーザー数を弊社にご報告の上、ご利用人数分のライセンスをご導入ください。
  • 本製品はサポートされている動作環境でご利用ください。それ以外の環境(仮想環境等)での動作は保証対象外となります。
  • お使いのプリンターやモニター、オペレーティングシステム(OS)、その他ソフトウェアの影響で予期せぬ不具合が発生する場合があります。これらの不具合に関しては、弊社の保証対象外となることがあります。発生した問題について設定変更等で改善しない場合は、各機器・ソフトウェアのメーカーに直接お問い合わせください。

以上