無償アドオンツール:2つの工程表を簡単に比較!
工程's Orario(以下、工程'sと記す)には初期計画メニューで作成できる計画バーという機能があり、計画作成当初と日々の工程の比較を同じ画面上で行うことができます。
便利な機能ではありますが、計画工程(または積算時の工程)と日々の工程を別々のファイルで管理している場合、使い込むうちに計画と実績の差を把握しづらい…などといったお困りごとが生じるかもしれません。
専用の無償アドオンツール「計画比較ツール」を使用すると、工程'sで作成した2つの工程表ファイルの作業バーを1つの工程表内に並べて表示できます。
これにより、2つの工程表の作業計画を比較することが可能になります。最新の計画と過去の計画の差分を確認したい場合などに便利です。
今回はこのツールについて、実例を交えてご紹介いたします!
※ページ内の画像はクリックすることで、拡大してご覧いただけます
‐目次‐
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無償アドオンツールとは
ウェッブアイが保守サービスにご加入いただいているユーザー様だけに無償でご提供する、工程'sに追加して利用できるツールです。
動作保証やサポートの対象外とはなりますが、お客様のご要望に基づいて作成されているため、工程'sの基本機能を補完して、工程表作成や工程管理をより便利にできるツールとなっております。
計画比較ツールをセットアップする
詳細はウェッブアイ製品サポートまでお問い合わせください。
比較用ファイルを用意する
●用意するもの●
・最新の計画が入っているkzdファイル
・過去の計画kzdファイル
・本アドオンツール
本ツールでは2つの工程表の作業バーを、それぞれ計画バーと最新バーで表示します。
今回は過去の計画を計画バー、最新の計画を最新バーとして比較してみましょう。
ツールを使用する前の事前準備として、各作業バーに固有のIDを設定します。
●手順●
1.作業バーをダブルクリックして「バーのプロパティ」を開きます。
2.「ID」の欄に任意のIDを入力します。
※ID欄には、半角文字(英数)・全角文字(漢字・ひらがな)・記号の入力が可能です。
ただし、小文字のアルファベットとスペースは使用できませんのでご注意ください。
※IDは同一のファイル内で重複しないように入力してください。
※比較したい2つのファイル間で共通のIDを持つ作業バーが比較対象として取り込まれます。
3.OKボタンをクリックして「バーのプロパティ」を閉じます。
4.比較したい全ての作業バーにIDを入力できたら上書き保存します。
上記1~4の手順を、過去の計画と最新の計画の両方のファイルで実施してください。
なお、作業バーの数が多い場合は「WBSエディター」をご利用頂くと、効率よくプロパティを編集できます。
最新の計画ファイルで過去の計画を取り込む
●手順●
1.最新の計画の工程'sファイル(最新バーとして表示したいファイル)を開きます。
2.[表示]メニュー⇒[バーレイアウト変更]を選択します。
3.「バーの種類」で計画バーと最新バーの表示位置を設定し、「適用して閉じる」をクリックしてダイアログを閉じます。
4.[ツール]メニュー⇒[計画比較ツール]を選択します。
5.ファイル選択用のダイアログが開きますので、過去の計画の工程'sファイル(計画バーとして取り込みたいファイル)を選択します。
※取込みは操作を実行したファイルを上書きする形で実行されます。そのまま上書き保存することも可能ですが、取込前の状態を残しておきたい場合は「ファイル」メニュー⇒「名前を付けて保存」で別名保存してください。
-補足-
・ツールの実行対象は作業バーのみです。グループバー(大日程や中日程を表すバー)やマイルストーンは対象外のため取込みされません。
・IDが入力されていないバーがある場合は処理がスキップされ取込みされません。
ツールの導入方法
無償アドオンツールは工程’s年間保守サービスをご契約のお客様に限り、無償でご提供しております。導入をご希望の場合は下記のウェッブアイ製品サポートまでお気軽にお問い合わせください。
ウェッブアイ製品に関する機能や操作方法のお問い合わせはもちろんのこと、業務でのお困りごとやご意見なども、下記製品サポートまでお気軽にご連絡ください。
ウェッブアイ製品サポート 電話番号: 03-3570-2392 メールアドレス: pmsupport@webi.co.jp 受付時間: 9:30~17:30 (土日祝日および弊社休業日を除く) |