ユーザー会例会2025(北九州&オンライン)開催レポート

ユーザー会例会 2025(北九州&オンライン)は今年も現地参加の対面形式実施とオンライン実施のハイブリッド型の開催方法で実施いたしました。

午前中は、白島展示館の見学から始まり、本年ホスト企業である五洋建設株式会社様の響灘WF現場事務所、最後に北九州市内を一望できる高塔山展望台を巡りました。

白島展示館では、天候にも恵まれ、展望室から響灘の洋上風力発電設備全体を見渡すことができました。
続いて訪れた現場事務所では、現場所長より北九州響灘洋上ウィンドファーム建設工事の概要をご説明いただきました。参加者の皆さまは熱心に耳を傾けられ、工事内容に関するご質問も次々と飛び交い、活発な意見交換が行われていました。展示室では、洋上風力の基礎構造や海底ケーブルの仕組みに加え、工事で使用された船の模型もご紹介いただきました。また、実際の工事に使用されたSEP型多目的起重機船にもご案内いただきました。参加者の皆さまには、船のスケール感を直に感じていただけたご様子でした。
その後は、高さ124メートルの高塔山山頂にある高塔山展望台へ移動し、若戸大橋、皿倉山、響灘をはじめとした北九州市内の景色を360度のパノラマで望める展望台では、皆さまリラックスしてお過ごしいただきました。

白島展示館前広場にて

SEP船の前にて

午後からの事例発表会は、現地参加のユーザー様には北九州市内の会議室TKP小倉シティセンターKOKURAホールにお集まりいただきました。

事例発表会開会にあたり、ユーザー会会長 鹿島建設株式会社 ⼟⽊管理本部 統括技師⻑ 後閑 淳司 様より開会のご挨拶を賜りました。

鹿島建設株式会社 後閑様

続いて、今年度のホスト企業様である五洋建設株式会社ICT 推進室(施工) ICT 推進室副室長の若杉様よりご挨拶いただきました。

五洋建設株式会社 若杉様

今年は「企業間連携を支えるプロジェクト管理と課題」をテーマに、東京都市大学の特任教授である矢吹先生にご講演をいただき、5社のユーザー企業様およびウェッブアイ社員による講演が行われました。
※ 事例発表資料はこちらからご覧ください。

東京都市大学総合研究所 特任教授 矢吹 信喜 様 (大阪大学名誉教授) からは「「箸とカトラリー、IT 利活用の比較文化的考察の試み」と題してご講演いただきました。
日本の建設業で、技術者が便利な専用ツール(工程's、Primaveraなど)を使わず、Excelなどを多用する根本的な原因を考察。当初の「箸とカトラリー」に例えられる文化的な違いの仮説を、トヨタの成功例から見直し、より本質的な原因として日米のマネジメント力の差を新たな仮説として提示していただきました。

東京都市大学 矢吹特任教授

五洋建設株式会社 ICT 推進室 ICT グループ(施工) 係長 魚返 真史様からは「「現場の工程管理と工程作成業務の現状と課題」についてご講演いただきました。
五洋建設様における工程'sの導入経緯とユーザー増加を報告し、従来のソフトと比較して判明した操作性や表現力の課題、および今後の自動接続や出力イメージ統一、4D連携によるデータ管理・進捗一括管理への要望をご発表いただきました。

五洋建設株式会社 魚返様

株式会社横河ブリッジ 計画本部 大阪計画部 第三課 主査 前川 和之 様からは「鋼橋架設工事における工程作成の属人化解消と効率化」と題してご講演いただきました。Excelでの工程表作成の非効率性や属人化を解消するため、「工程's」を導入。製造、計画、工事部門へ展開し、アドオン開発(歩掛データ取込みツール、ラインソートツール)により、業務効率化と工程データの活用を推進されていることをご発表いただきました。

株式会社横河ブリッジ 前川様

鹿島建設株式会社 土木管理本部 土木技術部 生産推進サポートグループ 山田 大樹 様からは「現場での工程管理の課題と検討 工程の共有とスケジューリングの効率化」と題してご講演いただきました。工程管理の標準化不足やデータ活用困難な課題を解決するため、工程’sを全社導入し、工期シミュレーションやPlanowによる工程表共有で現場の効率化を図った事例をご発表いただきました。

鹿島建設株式会社 山田様

東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー 福島第一原子力発電所 敷地全般管理・対応プログラム部 敷地 利用促進PJグループ グループマネージャー 渡部 克己 様からは「福島第一原子力発電所の現状と廃炉プロジェクト管理・敷地管理について」と題してご講演いただきました。福島第一原子力発電所の状況や、これまでの実績や活動と今後の計画を説明いただき、ウェッブアイからは視察環境整備や3・4号機排気筒撤去などの廃炉作業を支援していることについてご発表をいただきました。

東京電力ホールディングス株式会社 渡部様

大和ハウス工業株式会社技術本部 技術戦略部 技術戦略第 1 室 技術戦略企画グループ 主任技術者 浅井 知典 様 と、東京本社ハウジングソリューション本部技術統括部施工推 進部プロジェクト施工室中高層第1グループ 主任 小瀧 祐司 様からは「大和ハウス プロジェクト施工室に於ける工程's の推進『企業間連携を支えるプロジェクト管理』の考察」と題してご講演いただきました。大和ハウス工業プロジェクト施工室が推進する工程管理システム「工程‘s」の導入経緯と現場使用率100%達成を含む取り組み、および企業間連携を成功させるためのプロジェクト管理の役割や課題、目指すデータ連携による業務改善についてご発表いただきました。

大和ハウス工業株式会社 浅井様 小瀧様

株式会社ウェッブアイ 新規事業開発室 室長 北邑 靖晃よりウェッブアイ製品・サービスのご紹介を行いました。さらに進化したAI技術を駆使した製品計画のご紹介を行いました。

株式会社ウェッブアイ 北邑

株式会社ウェッブアイ 代表取締役社長 森川 勇治より「MANDALA - Modular Architecture for Networked Data-Driven Applications and Layered Autonomy」と題して講演させていただきました。工程's17の最新機能の紹介に続き、ウェッブアイの思想を体現するMANDALAの構想が説明されました。MANDALAは、データ連携による自律的なモジュール構造とサイバー・物理空間の統合により、プロジェクトの課題を「連携」で解決し、「Self-Driving Project Society」の実現を目指すものであることを発表いたしました。

株式会社ウェッブアイ 森川

締め括りとしてユーザー会副会長 大和ハウス工業株式会社 東京本社 技術本部 技術戦略部 技術戦略第1室 技術主幹・担当次長 堀永 定己 様より閉会のご挨拶を賜りました。

大和ハウス工業株式会社 堀永様

集合写真 TKPにて

事例発表会終了後はホテルクラウンパレス小倉にて意見交換会を行いました。
意見交換会では、お客様同士やウェッブアイ社員との間で活発な意見交換が行われ、様々な話題が共有されました。この後、2次会3次会へ行かれた方もいらっしゃったようです。

ユーザー会事務局より
今回は現地に約80名もの方にお越しいただき、オンラインでは約413名のユーザー様にご参加いただきました。多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。
至らない点も多々あったかと思いますが、皆様にとって今回のユーザー会が価値あるものとなりましたら幸いです。
皆様からの様々なご要望・ご意見を反映し、今後も引き続きユーザー様同士およびユーザー様とウェッブアイとプロジェクトマネジメントを介して有意義な交流を図るための活動を企画、実行して参ります。
お気づきの点などございましたらご遠慮なくお申し付けくださいますようお願い申し上げます。
改めて、ご参加いただき誠にありがとうございました。

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