ユーザー会例会2024(奈良&オンライン)開催レポート
ユーザー会例会 2024(奈良&オンライン)は今年も現地参加の対面形式実施とオンライン実施のハイブリッド型の開催方法で実施いたしました。
午前中は、本年ホスト企業の大和ハウス工業株式会社様の総合技術研究所を見学させていただきました。「D’ミュージアム」では世界の環境共⽣住宅の展⽰をはじめ、創業商品「パイプハウス」から研究所で開発された最新の技術まで貴重な実物史料を、また「テクノギャラリー」では、社会課題の解決に向けて開発した「世の中のためになる」技術の成果や未来の技術をご紹介いただきました。ご参加者は各展示に深い関心を持たれ、説明に熱心に耳を傾けながら、質問も投げかけていらっしゃいました。多くの学びや刺激を受け、非常に充実した時間を過ごされていたように感じられました。
その後、春日大社に移動し、荘厳な雰囲気の中で特別祈祷をお授けいただきました。神職の方々による厳粛な儀式のなか、心を静め真摯な気持ちで本会会員皆々様のご健勝ご発展への祈りを捧げました。祈祷後には特別に本殿を参拝し、由緒ある建築や美しい自然に囲まれた神聖な空間で皆さん心洗われるような時間を過ごされたご様子でした。春日大社の長い歴史と深い信仰を改めて実感するひとときとなりました。
午後からの事例発表会は、現地参加のユーザー様には奈良市のホテル日航奈良の会場にお集まりいただきました。
事例発表会開会にあたり、ユーザー会会長 鹿島建設株式会社 ⼟⽊管理本部 統括技師⻑ 後閑 淳司 様より開会のご挨拶を賜りました。
今年は「プロジェクトDXの実現と今後」をテーマに、7社のユーザー企業様およびウェッブアイ社員による講演が行われました。
※ 事例発表資料はこちらからご覧ください。
大和ハウス工業株式会社 東京本社 技術統括本部 建設DX推進部 技術主幹・次⻑ 堀永 定己 様、東京本社 技術統括本部 建設DX推進部 DX運営室施工第2グループ 主任技術者 山川 秀和 様、南関東支社 建築系工事部 第⼀部流通第二課 主任 清水 慶典 様からは「大和ハウスでの工程情報の活用 〜設計から工事まで〜」と題してご講演いただきました。
ウェッブアイ製品を用いたシステム連携フロー、施工管理方法、全社展開の状況や今後の目標についてご発表いただきました。
株式会社LIXIL SCプロセス改革部 後藤 邦宏 様からは「生成AI を活⽤した業務効率化」 についてご講演いただきました。
生成AIツールを開発し業務を効率化する取り組みについてご発表いただきました。
鹿島建設株式会社 土木管理本部 土木技術部 生産推進サポートグループ 泉 翔太 様からは「鹿島における工程’sの普及と定着〜全社員工程’sマスターへの道〜」と題してご講演いただきました。
工程'sの普及展開の取り組みを機能追加要望も含めてご発表いただきました。
株式会社IHI 資源・エネルギー・環境事業領域 原子力SBU 六ヶ所建設工事事務所 所長 難波 健太郎 様からは「『 秘密兵器で解き明かす工程進捗の真実 』数値が語るプロジェクトの物語 〜線から数字へ〜」と題してご講演いただきました。工程情報を数字化して進捗把握をするSカーブツール開発をご要望された背景や開発の過程をご発表いただきました。
株式会社日立システムズ 公共・社会CSIRT本部 本部主管 西田 悌彦 様からは「PMO を外部委託に踏み切った経緯と現状 ~PM の時間を取り戻せ!!~」と題してご講演いただきました。PMを取り巻く情勢やウェッブアイにPMOを依頼した背景、導入状況および導入効果についてご発表をいただきました。
株式会社熊谷組 建築事業本部 建築統括部 建築DX推進部 宇野 哲也 様からは「熊谷組からお届け~製品導入「あるある」と我らが挑戦~」と題してご講演いただきました。工程’s導入に至った課題や製品普及に向けた取り組み、今後の道筋についてご発表をいただきました。
清水建設株式会社 土木総本部 土木技術本部 イノベーション推進部 DX推進グループ グループ長 河上 展久 様からは「工程のデジタル化と4D シミュレーションによる施⼯検討の高度化・効率化」についてご講演いただきました。Navisworks Timelinerと工程’sを連携した3次元空間における施工ステップの可視化についてご発表をいただきました。
株式会社ウェッブアイ ライセンス事業部 ライセンス開発部 部長 北邑 靖晃よりウェッブアイ製品・サービスのご紹介を行いました。Orario製品のバージョンアップによる機能改善内容、また開発中の新アプリのご紹介を行いました。
株式会社ウェッブアイ 代表取締役社長 森川 勇治より2024年度ユーザー会事例発表会ご出席の皆様へご挨拶をさせていただきました。
挨拶の中では、ユーザー会例会当日の運営に関わる工程表をご紹介し、来年2025年には創立25周年を迎えるにあたり、これまでのご支援に対する深い感謝の意を述べさせていただきました。
締め括りとしてユーザー会副会長 新日本空調株式会社 執行役員 事業推進本部長 伊藤 孝信 様より閉会のご挨拶を賜りました。
事例発表会終了後は同ホテルにて意見交換会を行いました。
意見交換会では、お客様同士やウェッブアイ社員との間で活発な意見交換が行われ、様々な話題が共有されました。この後、2次会3次会へ行かれた方もいらっしゃったようです。
ユーザー会事務局より
今回は雨の中で現地に約70名もの方にお越しいただき、オンラインでは約350名のユーザー様にご参加いただきました。多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。
至らない点も多々あったかと思いますが、皆様にとって今回のユーザー会が価値あるものとなりましたら幸いです。
皆様からの様々なご要望・ご意見を反映し、今後も引き続きユーザー様同士およびユーザー様とウェッブアイとプロジェクトマネジメントを介して有意義な交流を図るための活動を企画、実行して参ります。
お気づきの点などございましたらご遠慮なくお申し付けくださいますようお願い申し上げます。
改めて、ご参加いただき誠にありがとうございました。