工程’s Orario 10.0リリースノート

2018年12月発行

目次

はじめに

1. 動作環境

2. 主な追加/改善機能

2.1 スクリーン分割

2.2 イナズマ線

2.3 稼働日ロールアップ

2.4 必要資源のサーチ

2.5 標準の文字サイズ変更ボタン/メニュー追加

2.6 その他

3. 工程’s9とのファイルの互換性について

4. 工程’s9以前のバージョンについて


はじめに

工程’sの 新バージョン「 工程 ‘s 10.0」の追加 /改善機能について、ご紹介します。
※本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合がありますので予めご了承ください。

1. 動作環境

Windows 7(SP1)、 8.1、 10の 32ビットおよび 64ビット に対応しています。

2. 主な追加/改善機能

2.1 スクリーン分割

バーチャート、MS、山積みエリアを上下2つに分けて表示することができるようになりました 。
2画面間でコンストレイントなどを引くこと も可能 です。

離れたグループや期間をまたいで工程表を編集することができ、大きな工程表を編集する際にも便利です。

 

2.2 イナズマ線

工程’sの画面、及び印刷紙面にイナズマ線を表示することができるようになりました 。
設定は[編集 ] – [オプション ] – [動作の設定 ] にて、 ビュー毎に行うことができます。
イナズマ線が表示できるのは、グループバーの自動更新がOFFの場合のみです。

2.3 稼働日ロールアップ

グループバーの配下に作業バーがある部分のみを表示することができるようになりました。
グループを折り畳んでいても、そのグループで稼働がない期間を一目で知ることができます。

設定するには、グループバーを右クリックし、「ロールアップ手法」⇒「稼働日ロールアップ」 をご選択ください。

◆ご注意ください:本設定が有効の時は、以下の動作となります。

  • 自動更新=OFFの設定時でも、自動更新=ONとして動作します。
  • イナズマ線の表示、グループバーの進捗表示(塗りつぶし)は行いません。

2.4 必要資源のサーチ

グループバー、作業バーのプロパティ画面にて、 必要資源を入力時、文字検索できるように なりました。
検索したい文字を入力して、プルダウンの「v」をクリックするか、Tabキーを押下すると、候補の資源名が表示されます。 AND検索も可能です。検索ワードの間にスペースを入れて、同様に検索を行ってください。

2.5 標準の文字サイズ変更ボタン/メニュー追加

標準の文字サイズが以下からも設定できるようになり、画面を確認しながら、文字サイズを調整していただけます。

<従来の工程’s>
・[編集]-[オプション]の「単位」画面のみ
<工程 ’s10より>
・ メイン画面上の[文字大きく][文字小さく]ボタン
・[表示]メニューの[フォントサイズ]

2.6 その他

その他、以下の改善および不具合修正等を行いました。

  • バー情報(バーのプロパティ)画面をEnterキーでも開くことができるようになりました。バーを1つ選択し、Enterキーを押すと、バー情報画面が開きます。
  • バーレイアウト表示の変更を、設定画面を一旦閉じることなく「更新」ボタンを押下して確認することができるようになりました。
  • シンボル変更時の色選択プルダウンに、色ごとの番号を表示しました。(色の指定をする際に似た色と間違えないようにするためで、番号自体に動作上の意味はありません)
  • 不具合修正
    – [WBSエディタ] 行ごと選択して、右クリックメニューからコピーを選択した時に、Excelに貼り付けできない(Ctrl+Cではできる)
    – [WBSエディタ] ビュー の切り替えで、「表示設定」のデフォルト表示が変わるときがある
    – [バーチャートファクトリ] Todoリストの書式設定画面で、「単位」プルダウン表示がおかしい
    – 一部の工程’sテンプレートファイルに設定されたウェッブアイURLが古いものになっている

3. 工程’s9とのファイルの互換性について

工程’s 9で作成した工程 ‘sファイルは、工程 ‘s 10で参照、更新できます。
工程’s 10で作成した工程 ‘sファイルは、工程 ‘s 9で参照、更新できます。
(但し、工程’s 9では工程 ‘s 10の新機能はご利用いただけません。)

4. 工程’s9以前のバージョンについて

工程’s 10販売開始と同時に、以前のバージョンの販売は終了しますが、すでにご購入いただいたライセンスに対するプロテクトキーの発行は、継続して行います。
また、保守サポートをご契約いただいているユーザー様のお問い合わせへの対応は、継続して行います。

以 上