工程's Orario 12.0リリースノート
2020年12月発行
目次
2.1.5. 現在日について「現在の日時」と「指定した日時」の切り替え操作改善
2.2. 複数資源の負荷を合算した山積みグラフ表示機能の追加
2.11. 空シンボルを含むバーが重なった場合のオプション追加
2.11.1. 空シンボルを含むバーが重なった場合に色を変更しない
2.11.2. 空シンボルを含むバーが重なった場合に重なりを自動的に解消しない
2.12. 印刷設定情報のインポート・エクスポート機能の追加
5. 旧バージョンである工程’s11とのファイル互換性について
はじめに
工程’sの新バージョン「工程’s 12.0」の追加/改善機能などを、ご紹介します。
※ 本ドキュメントの内容は、予告なしに変更する場合があります。
工程’s、PREGARE、Planow、オシカオラーリオ、BarChart Factoryは、株式会社ウェッブアイの登録商標です。Windows、Excel、.NET Frameworkは、米国Microsoft Corporation.の米国及びその他の国における商標または登録商標です。本資料では、下記のように省略して記載している場合がございます。ご了承ください。
Windows(R)は、Windows Windows Excel(R)は、Excel
.NET Framework(R)は、.NET Framework 工程’s(R)は、工程’s
BarChart Factory(R)は、BarChart Factory PREGARE(R)は、PREGARE
Planow(R)は、Planow オシカオラーリオ(R)は、オシカオラーリオ
TSVインポート・エクスポート(R)は、TSVインポート・エクスポート
1. 動作環境
工程’sの動作環境は、以下のとおりです。
オペレーティングシステム | Windows 8.1、10(32bit、64bit) セットアップには、管理者権限が必要です。 |
ソフトウェア | .NET Framework 4.5.2以降 PDFリーダー ※ ※ ヘルプファイル(PDF形式)を表示する際に必要です。Windows8以降のWindowsには、PDFリーダーが付属しています。 |
ハードウェア | 上記オペレーティングシステムが動作する環境 |
2. 工程’sの主な機能追加/改善
2.1. 現在日機能の改善
- 現在日機能についての改善は、以下のとおりです。
2.1.1. 現在日を「現在の日時」で時分に対応
- 現在日は、「現在の日時」とした場合、日時とします(PCシステム日時をオプションのカレンダー最小単位で丸めた日時)。
- 現在日をPCシステム日付の0時から日時に変更することより、現在時刻との乖離を小さくします。また、日程計算を実行するとき、より実際の日時に近い結果を得られるようになります。
- 日時の更新は、工程’s起動時および外部ツールによるデータ更新以外、手動で行う必要があります。手動更新は、「日程計算 条件」画面の「現在の日時を更新する」ボタンをクリックします。または、現在日線を右クリックし表示されるショートカットメニューから、「現在の日時を更新する」を選択します。
- なお、オシカオラーリオ5は、現在日を「現在の日時」とした場合、時分に対応した動作となっています。
2.1.2. 現在日の表示追加
- カレンダーエリア左端に、現在日を表示します。
- バーチャートエリアに現在日線が表示されていない場合でも、現在日が一目でわかるようになります。
- 形式は、「現在日 年-月-日(曜) 時:分」とし、1行の右端折り返しで表示します。
- 文字色は、「現在の日時」を黒色、「指定した日時」を青色と色分けすることで、どちらの設定であるかも一目でわかるようになります。
2.1.3. 現在日線の表示改善
- 現在日線は、現在日を「指定した日時」とした場合、青色で表示します。
- 「現在の日時」を黒色、「指定した日時」を青色と色分けすることで、どちらの設定であるかが一目でわかるようになります。
- 印刷においても、同様の色分けで描画します。
(現在日、現在日線表示の例)
PCシステム日時 = 2020/06/03 17:25 、カレンダー最小単位 = 60分 である場合
①現在日を「現在の日時」とした場合
②現在日を「指定した日時:2020/06/08 12:00」とした場合
2.1.4. 現在日線の固定機能追加
- バーチャートエリア上で行う、現在日線の日時移動をロックできます。
- ユーザーの意図しない操作により、現在日線を左クリックで選択してしまい、現在日を「現在の日時」から「指定した日時」に変更される問題を解消します。
- 設定は、「日程計算 条件」画面のチェックボックス「バーチャートエリア上で日時移動をロックする」のチェックを入れることで行います。または、現在日線を右クリックし表示されるショートカットメニューから、「画面上で日時移動をロックする」を選択し、チェックを入れます。一方、解除は、同箇所のチェックを外します。
- 設定は、工程’sファイルごとに保存されます。初期設定は、チェックなしです。
2.1.5. 現在日について「現在の日時」と「指定した日時」の切り替え操作改善
- 「現在の日時」と「指定した日時」の切り替え操作を変更しています。
(1)「現在の日時」から「指定した日時」に変更する場合
「日程計算 条件」画面の現在日でラジオボタン「指定した日時」を選択し、日時を設定します。
または、現在日線を左クリックし、指定する日時に移動させ、再度左クリックします。
(2)「指定した日時」から「現在の日時」に変更する場合
「日程計算 条件」画面の現在日でラジオボタン「現在の日時」を選択します。
または、現在日線を右クリックし表示されるショートカットメニューから「現在の日時に切り替える」を選択します。
- 現在日を「指定した日時」から「現在の日時」に変更するとき、今までより直感的な切替えができます。
2.2. 複数資源の負荷を合算した山積みグラフ表示機能の追加
- 資源登録した「山積みグループ」ごとに、属する資源の必要資源量を合算し、山積みグラフで表示します。
- 設定したグループごとの負荷状況を把握し、グループの負荷マネジメントが実施しやすくなります。
- 各資源の「山積みグループ」設定は、資源マスターで行います。各資源に対し、「山積みグループ名称」を入力します。同じ「山積みグループ名称」が入力された資源を同じ「山積みグループ」に属する資源とします。
- バーのプロパティ画面では、必要資源にて資源を選択すると、項目「山積みグループ」の名称が表示されます。なお、本項目は、表示のみです。
- 山積みグラフエリアでの「山積みグループ」は、以下の表示とします。
- 表示順は、これまで表示していた個別資源の下とします。「山積みグループ」内の表示順は、山積みグループ名称Unicode昇順です。
- 「山積みグループ」の資源名称は、青文字です。
- 「山積みグループ」に含まれる個別資源の必要資源量を自動集計して表示します。なお、供給資源量を設定することができないため、「山積みグループ」のグラフは、常に赤色で表示します。
2.3. 印刷1枚に表示する期間指定時の機能改善
- 印刷時の設定「工程図出力ウィザード – 出力する期間」画面の、1枚に表示する期間「期間を指定する」にて、「〇ヵ月」または「〇年」と設定した場合、該当ページの終了日を暦日で算出します。
- 1枚に表示する期間を想定最大日数で算出していたために発生していた、数日多く表示される問題を解消します。
(想定最大日数の例:期間指定1ヵ月=31日間、2ヵ月=62日間、3ヵ月=92日間、1年=366日間)
例)出力する範囲 = 2020/4/1 ~ 2020/12/31、 1枚に表示する期間= 3ヵ月
2.4. 工程表のクリップボードコピー機能の追加
- 工程表をクリップボードにコピーし、そのままofficeソフトなどに貼り付けることができます。
- officeソフトなどに画像として貼り付ける場合、一旦EMFファイルとして保存する必要がありましたが、その操作が不要になります。
- 手順は、印刷プレビュー画面の右側にある全ページ表示にて、コピーしたいページを選択し、「現在のページをコピー」ボタンをクリックします。
- プレビュー画面を開いたままコピーと貼り付けの作業を行うことにより、プレビュー画面を閉じることなく連続でコピーを行うことができます。
2.5. 行番号表示機能の追加
- グループ名称エリアの行選択セルに「行番号」を表示できます(「改行マーク」を表示可能な部分)。
- 「行番号」を利用し、どこの行であるかを口頭で簡単に指し示すことができるため、会議をスムーズに進めることができます。
- 表示メニューにて1階層目の「改ページ / 行番号」を選択し、さらにその2階層目に表示される「行番号」を選択します。既存の「改ページ」とどちらかの選択とし、ファイルごとの設定です。
- 「行番号」は、グループ名称エリアに現在表示されている行とグループバーの行を上からの連番で表示します。
- 作業別および区分1~4のビューで表示します。
- 本機能で表示した行番号は、印刷で描画されませんので、印刷で行番号を描画する場合は、既存機能のオプション「行番号を描画する」を選択してください。
2.6. マイルストーンの前後工程検索機能の追加
- マイルストーンから「前工程」「後工程」のバーにジャンプできます。
- 作業バー同様にマイルストーンにおいても、前工程、後工程のバーを簡単に選択できます。
- マイルストーンを右クリックしたときに表示されるショートカットメニュー1階層目の「前工程」または「後工程」を選択し、さらにその2階層目に表示される工程名を選択することで、そのバーを選択しジャンプします。
2.7. コンストレイントのドラッグ選択機能の追加
- 複数のコンストレイントを一括選択できます。
- Ctrlを押しながらコンストレイントを1つずつクリックすることなく、コンストレイントの複数選択が簡単にできます。
- Altを押しながらマウスでドラッグすることにより、その範囲に一部でも含まれているコンストレイントをすべて選択します。さらに、AltとCtrlを押しながらドラッグすることで、複数のコンストレイントを追加選択します。
- Altを押さずにドラッグをした場合は、従来どおり含まれるバーを選択します。
- バーとコンストレイントを同時に選択することはできません。
- なお、コンストレイント選択後、右クリックによるショートカットメニューを表示させる場合に、Altを押した状態ですと、ショートカットメニューが表示されません。Altを離してから右クリックしてください。これは、Windowsの機能によるものです。
2.8. バーチャートエリアに右揃え機能の追加
- バーチャートエリアの文字を「右揃え」で表示できます。
- 文字揃え「左揃え」「中央揃え」に、「右揃え」が追加され、これまで以上に自由な文字配置ができます。
- バーを選択後、ツールバーに存在する「右揃え」ボタンを選択します。
- 「右揃え」は、可能な限りバーの右端を起点とした表示位置となります(「左揃え」が左端を起点としている表示に準じます)。
2.9. 計画バーの強調表示機能の追加
- 最新バー(マイルストーン、グループバー、作業バー)を選択したとき、対応する計画バーの左右シンボルと中シンボルを、特定の色で表示します(初期設定は空色)。
- 1行に複数の最新バーと計画バーが存在する場合でも、最新バーに対応する計画バーが一目でわかるようになります。
- この場合、計画バーのシンボルの形状は変更しません。
2.10. 空シンボルの進捗表示機能追加
- 進捗度に応じて、空シンボルの最新バーを黒色に塗りつぶすことができます。
- 最新計画の終了予定日を表示せず、開始日と現在の進捗状況のみを表示した帳票を作成することができます。
- メニューのオプション、バーの描画方法タブにあるチェックボックス「空シンボルでも最新バーの進捗部分を塗りつぶす」にチェックを入れることで、空シンボルに進捗度を登録した場合、黒色に塗りつぶされます。ファイルごとの設定です。
2.11. 空シンボルを含むバーが重なった場合のオプション追加
- 最新バーの途中に文字を表示させたいとき、その位置に文字を登録した空シンボルのバーを配置することで、表示させることができます。この場合、追加されたオプションを設定する必要があります。
- 空シンボルを含むバーが重なった場合について、追加するオプションは、以下のとおりです。
2.11.1. 空シンボルを含むバーが重なった場合に色を変更しない
- 空シンボルが含まれる場合、最新バーが重なっていることを表示する色を変更しない設定ができます。
- 空シンボルが含まれるバーを重ねて配置した場合、設定しているバーシンボルの色を保持します。
- 環境設定メニュー拡張オプション「バーの重なり」でチェックボックス「空シンボルを含むバーが重なる時、指定の色に変更しない」にチェックを入れることで、設定ができます。
- 当項目にチェックされていても、空シンボルでないバーと重なっているバーの色は変更されます。
2.11.2. 空シンボルを含むバーが重なった場合に重なりを自動的に解消しない
- 空シンボルが含まれる場合、最新バーの重なりを自動的に解消しない設定ができます。
- 空シンボルが含まれるバーを重ねて配置した場合、設定しているバーの配置を保持します(これまで一律にバーが重なったとき、対象のバーに対し工程’sの再起動時、ビュー切り替え時などにおいて、バーの重なりを解消するため、自動的に行を追加してバーを移動していました)。
- 環境設定メニュー拡張オプション「バーの重なり」でチェックボックス「空シンボルを含むバーが重なる時、自動的に解消しない」にチェックを入れることで、設定ができます。
- kouteizu.settings <overlapSolutionEnabled>=falseと設定しているときは、自動的に解消しない機能が優先されます。このとき環境設定のチェックボックス「空シンボルを含むバーが重なる時、自動的に解消しない」は、設定不可となりチェックが外れている状態となります。
- 当項目にチェックされていても、空シンボル以外のバーの重なりはこれまで通り自動的に解消されますので、あらかじめバーの重なりを解消してください。
2.12. 印刷設定情報のインポート・エクスポート機能の追加
- ・印刷設定情報のインポート・エクスポートができます。
- 工程図出力ウィザードの設定をファイルにより複数保持したり、設定をユーザー間で共有したりすることが簡単にできます。
- 工程図出力ウィザード最初の「工程図出力ウィザード – 出力先」画面で、「印刷設定ファイル取込」ボタンをクリックすることにより、保存された印刷設定ファイルを取り込むことができます。また、工程図出力ウィザード最後の「工程図出力ウィザード -オプション」画面で、「印刷設定ファイル出力」ボタンをクリックすることにより、現在の印刷設定をファイルに保存できます。
- 工程図出力ウィザードの設定初期表示は、変更ありません。
3. 工程’s標準ツールの主な機能追加/改善
3.1. Excelバーチャートの機能追加
- Excelバーチャートについての機能追加は、以下のとおりです。
3.1.1. マルチビュー出力機能
- 作業別および区分1~4のビューを、出力対象として指定できます。
- 区分別ビューで作成した工程表をExcelファイルで提供する場合などに、簡単に出力することができます。
- ツール起動画面で「ビューの選択」から出力ビューの変更ができます。デフォルトではツール起動時の工程’sのビューが設定されます。
- 出力したExcelファイルのシート名に選択したビュー名称が設定されます。
- ビュー名称にExcelのシート名称に利用できない記号が含まれている場合は、シート名称内でアンダーバー(_)に置き換えられます。
3.2. Excelバーチャート(Sカーブ)の機能追加
- 本ツールは工程’sM+オプションに付属します。
- Excelバーチャート(Sカーブ)についての機能追加は、以下のとおりです。
3.2.1. マルチビュー出力機能
- 作業別および区分1~4のビューを、出力対象として指定できます。
- 区分別ビューで作成した工程表をExcelファイルで提供する場合などに、簡単に出力することができます。
- ツール起動画面で「ビューの選択」から出力ビューの変更ができます。デフォルトではツール起動時の工程’sのビューが設定されます。
- 出力したExcelファイルのシート名に選択したビュー名称が設定されます。
- ビュー名称にExcelのシート名称に利用できない記号が含まれている場合は、シート名称内でアンダーバー(_)に置き換えられます。
3.2.2. 計画バー出力機能
- 計画バーを含めて出力することができます。
- 会議資料などに利用する場合に、Sカーブに加えてバーの予実を比較することができます。
- ツール設定画面内のバーレイアウトから「3段 – 名称、計画バー、最新バー(進捗部分を塗りつぶす)」を選択することで計画バーが出力されます。また、本レイアウトを利用した場合には、最新バーに進捗表示が行われます。「2段 – 名称と最新バー」を選択した場合は、従来通り名称と最新バーのみの形式で出力されます。
- 最新バーの進捗部分は通常黒色塗りつぶしで出力されますが、工程’sの最新バーのシンボル色が黒の場合のみ、灰色で塗りつぶされます。
- 塗りつぶし色が灰色になる改修はプレリリースバージョンからの変更点になります。
3.3. グループ作成ツールの追加
3.3.1. グループ作成ツール
- グループ作成ツールでは、Excelなどで作成した階層構造をコピーして、工程’sのグループを簡単に作成できます。
- 本ツールを利用することで、初期の工程表を作成する際にグループ作成の作業工数を軽減することができます。
- 本ツールは工程‘sのツールメニューから起動できます。利用方法の詳細については、ツールのヘルプをご参照ください。
3.4. BarChart Factoryの改修
- BarChart Factoryについての改修は、以下のとおりです。
3.4.1. マウスホイールによる画面倍率変更
- CTRLキーとマウスホイールのスクロールで、画面の拡大率が変更できます。
- Officeなどの一般的な製品と同じように直感的に操作が行えます。
- CTRLキーを押したまま、マウスホイールを上下に動かすことで拡大・縮小ができます。
3.4.2. オブジェクトのロック機能
- オブジェクトを固定することができます。
- 本機能を利用することで、編集中に誤って図形を移動してしまうことを避けることができます。
- オブジェクトの右クリックメニューからロックを選択することでオブジェクトを固定できます。また、再度ロックをクリックすると、固定が解除されます。
3.4.3. 画像単位でのPNG透過設定
- PNG画像の透過設定が画像単位で設定できます。また、透過しない場合の塗りつぶし色を設定できます。
- 特定の画像だけを透過させる、塗りつぶし色を白以外にして目立たせるといったことができます。
- 画像のプロパティの塗りつぶし欄で設定が行えます。
- 本設定は既存のパターンファイル全体の透過設定が有効になっている場合のみ利用できます。
- 既存の設定との関係性は以下の表を参照して ください 。
3.4.4. パターンファイル全体の透過設定の改善
- オプション設定を変更した場合に変更内容が即時反映されます。また、本オプションのデフォルト値はこれまでOFFでしたが、新規インストール時はONになります。バージョンアップ時は、前バージョンの設定通りになります。
- 透過PNG処理を有効にするオプション設定の変更を変更した場合に、パターンファイルを開きなおすことなく、すぐに変更結果を確認できます。
- 設定の変更は従来通りファイルメニューのオプションから行えます。
3.4.5. 文字の余白設定の追加
- テキスト枠、Todo 枠などの文字が挿入できるオブジェクトで文字余白の設定ができます。
- 文字の表示設定を中央揃え以外にした場合に、自然に文字が配置されるようになります。
- 図形のプロパティから文字余白の設定ができます。
- BarCart Factory でオブジェクトを新規作成した場合、デフォルトは 2 で設定されます。
- 工程’s11 以前の BarChart Factory で作成されたファイルに含まれるオブジェクトは 0 として読み込ま
れるため、旧バージョンで作成したファイルは従来と同じレイアウトで利用できます。
3.4.6. 差し込みフィールドの追加
- PRINT_START_DATE,PRINT_UNTIL_DATEの2種類の項目が追加されます。
- 差し込みフィールドで印刷期間の開始日と印刷期間の終了日を挿入することができます。
- プロパティの書式設定から他の項目同様に設定ができます。
4. その他の改善、主な不具合修正など
- 初回インストール時のツールバー(標準、オプション)配置を、 2行から1行に変更しました。
- バーレイアウト設定で「進捗度」を選択した場合、表示対象に進捗度= 0%を含める修正をしました。
- グループ情報が編集不可の場合でも、改ページマークの設定切り替えを可能とする修正をしました。
- 進捗有りで期間0のバーが、日程計算時に固定対象とならない不具合を、修正しました 。
- 山積みグラフの供給資源量表示で、期間の区切りを表す目盛が、区切りの前後で同じ供給量と設定してもクリアされない不具合を修正しました。
- ツリービューにて、グループ名称が画面内にすべて表示されていない場合 、グループ名称の部分を右クリックし 、 ショートカットメニューの内容グループ表示 /非表示など)が正しく表示されない不具合を修正しました。
- 稼働日ロールアップの設定をしているグループの計画バー表示が、バープロパティの期間とずれる不具合を修正しました。
- グループコピーにより貼り付けた直後のグループに、計画バーを作成した場合、計画バー終了日が正しくない不具合を修正しました。
- スクリーン分割時、「今日へ」ボタンクリックで、下画面が今日への表示ではない不具合を修正しました。
- スクリーン分割解除後、全体マップへのマウス移動で異常終了する不具合を修正しました。
- 印刷オプション 「月日や通しラインをできるだけ細かいカレンダー単位で描画する」 にチェックを入れたとき、正しくない設定になる不具合を修正しました。
- WBSエディタで作業バーの終了日の値をmm/ddの形式で入力した場合に、日付の表示が-1日される不具合を修正しました。
- ツールメニューエディタでプレビューが実際の表示と一致しない場合がある不具合を修正しました。
- Excelバーチャートでマイルストーンの名称を空欄にした場合にエラーになる不具合を修正しました。
- Excelバーチャート( Sカーブ)で A3非対応のプリンタを利用している場合にエラーになる不具合を修正しました。
- 工程’s11までの付属資料「はじめての工程’s」を廃止しました。
5. 旧バージョンである工程’s11とのファイル互換性について
- 工程’s11で作成した工程’sファイルは、工程 's12で参照、更新できます。
- 工程’s12で作成した工程’sファイルは、工程 's11で参照、更新できます。
- 工程’s11では、工程 's 1 2 の新機能をご利用いただけません。
6. 他製品との互換性について
- 弊社他製品は、次のバージョンでご利用できます。
PREGARE(13/12)、 Planow(6.3/6.2)、オシカ オラーリオ (5/3)、 TSVインポート・エクスポート(2.4/2.2)
7. 制限事項について
- 工程’s12リリース時点 における 制限事項は、以下のとおりです。
- 2.1.2.現在日の表示追加
印刷では、描画されません。 - 2.1.4.現在日線の固定機能追加
Planowをご利用の場合、本設定の保存および更新は、プロジェクト情報の「全般( kzd)」より行う必要があります。 - 2.2.複数資源の負荷を合算した 山積みグラフ表示機能の追加
PREGAREまたは Planowを併用した場合 、 未対応のためご利用できません。 また、 TSVインポート・エクスポートは、 未対応のためご利用できません。 - 2.5.行番号表示機能の追加
「行番号」として表示できるのは、4桁( 9999)までです。 5桁( 10000)以上は、「行番号」を表示できません。
資源別ビューは表示対象外です 。
Planowをご利用の場合、本設定の保存および更新は、プロジェクト情報の「全般( kzd)」より行う必要があります。 - 2.8.バーチャートエリアに 右揃え機能の追加
TSVインポート・エクスポートでは「右揃え」の状態でエクスポートしたファイルをインポートするとエラーになります。この場合、 TSVファイルの文字揃えを「左揃え」または「中央揃え」に 変
更することでインポートができるようになります 。
なお、本バージョンで「右揃え」と設定し保存したファイルを、バージョン11以前で開いた場合、「左揃え」とみなして表示します。 - 2.10.空シンボルの進捗表示機能追加
Planowをご利用の場合、本設定の保存および更新は、プロジェクト情報の「全般( kzd)」より行う必要があります 。 - 2.12.印刷設定情報のインポート・エクスポート機能の追加
「工程図出力ウィザード-オプション」画面の縦方向の拡大・縮小で、固定倍率を選択した場合、固定倍率の値は本機能の対象外です。縦方向の拡大・縮小で、固定倍率を選択したファイルを取り込んだ場合、固定倍率の値は、 100%として表示します。 - 3.1.Excelバーチャートの機能追加
3.1.1マルチビュー出力機能
資源別ビューは出力対象外です。 - 3.2.Excelバーチャート( Sカーブ)の機能追加
3.2.1マルチビュー出力機能
資源別ビューは出力対象外です。 - 3.4.2.オブジェクトのロック設定
工程’s11以前の BarChart Factoryでは、本設定が反映されません。また、工程’s11以前のBarChart Factoryで上書き保存した場合、ロックなしの状態で保存されます。 - 3.4.3.画像単位でのPNG透過設定
透過設定を有効にしたファイルの印刷時にプリンタによっては、正常に透過部分が印刷されないことがあります。その場合には透過設定を無効にして印刷を行ってください。 - 3.4.5.文字の余白設定の追加
工程’s11以前の BarChart Factoryでは、本設定が反映されません。また、工程’s11以前のBarChart Factoryで上書き保存した場合、設定値が0として保存されます。
8. 工程’s11以前の保守サービスについて
- 工程’s12発売開始と同時に、以前のバージョンの販売は終了します。
- なお、すでにご購入いただいたライセンスに対するプロテクトキーの発行は、継続して行います。
- また、保守契約を締結いただいているユーザー様からのお問い合わせ対応は、継続して行います。
*************************************************************************
◆ウェッブアイより重要なお知らせ◆
これまで、工程 'sご利用の PCを変更するなど、お客様都合によるプロテクトキー再発行は、
すべてのお客様に無償対応してまいりましたが、 2020年 4月 1日より、無償対応の範囲を
保守 サービス 契約中のお客様限定とさせていただ いております 。
保守 サービス 契約の無いお客様に つき ましては、 1ユーザー1回あたり 8,000円(税抜)
にて承ります。なお、保守 サービス 契約に関するご相談は、弊社ユーザーサポート
TEL:03-3570-2392)までお問い合わせください。
*************************************************************************
以 上