工程’s Orario:クリティカルパスについて

クリティカルパスとは

一般的には・・・
計画上で、一番時間がかかる最長経路のことをクリティカルパスと呼びます。

工程´s Orario(以下、工程’sと記す)的には・・
コンストレイントで結ばれた作業バーの中で、最長となる作業経路を表します。

クリティカルパス上にある作業は、計画全体の終了日へ影響を及ぼし、プロジェクトを期間通りに終わらせるために遅らせてはいけない最も重要な工程となります。また、クリティカルパス上の作業を短縮することで計画全体の終了日を早めることも出来ます。

<クリティカルパスを把握するメリット>

・プロジェクト全体へ影響を与える重要なタスクが明確になる
・スケジュールを短縮させるためのタスクが明確になる

クリティカルパスの表示方法

工程’sでは日程計算機能を使うだけで簡単にクリティカルパスを特定出来ます。

●手順●

①メニューバーから[日程計算]を選択、[条件設定]をクリックします。
②[日程計算 条件]ダイアログで、[クリティカルパスを表示する]にチェックを入れ、「OK」を押します。

プロジェクトのスケジュールを短縮させたい場合は、このクリティカルパスとして表示された作業を短縮できないか検討していきます!

☆工程’s上ではトータルフロートを算出して、特定の値(0日)しか持たない作業経路をクリティカルパスとして検出しています。

 

知っておくと便利♪

1.そもそもトータルフロートとは?
プロジェクト全体の終了日に影響を与えずに遅らせることができる、余裕のある時間のことを指します。

工程’sでトータルフロートを計算する際は、下記2パターンの算出方法から選択出来ます。
◇ パスごとの終了日を基準にする方法
◇ 最も長いパスの終了日を基準にする方法

ツールメニュー[日程計算(A)]→[条件設定]
(先述のクリティカルパスを表示させる際にどちらかを選択します)

パスごとの終了日を基準にする方法

工程全体の中のコンストレイントで結ばれた一連の作業それぞれの終了日を基準として、余裕時間(トータルフロート)を計算します。
◎Point 工程全体で重要な作業をピンポイントで把握し、意識づけることが出来る為、作業の遅延を防ぐことに繋がります。

 

最も長いパスの終了日を基準にする方法

工程全体の中のコンストレイントで結ばれた一連の作業のうち、最も長いものの終了日を基準として余裕時間(トータルフロート)を計算します。
◎Point 長いパスを把握することで資源の調整を比較的余裕をもって行うことができ、スケジュール短縮に繋がります。

このようにトータルフロートの計算基準によってクリティカルパスの検出結果が異なります!

 

2.トータルフロートは工程表上に表示することが可能です。
トータルフロートを表示させることで余裕時間を数字で確認することが出来ます。トータルフロートを意識した計画づくりを取り入れてみてはいかがでしょうか。

●手順●

①トータルフロートはメニューバー[表示]→[バーレイアウト変更]を選択

②項目のタブを開き[トータルフロート]を選択

 

 

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