工程’s Orario:必要な人や機械などを登録してみよう!

工程´s Orario(以下、工程’sと記す)には、事前に負荷状況を確認することができる便利な機能があります。
まずは、基本的な設定を1~4まで順番にお試しください。

※ページ内の画像はクリックすることで、拡大してご覧いただけます

 

‐目次‐

1. 資源とは?

 

2. 山積みグラフとは?

 

3. 供給資源量とは?

 

4. 作業ごとに資源を割り振ろう

 

1. 資源とは?

その作業ごと(各作業バー)に必要な「人」や「機械」「材料」など登録することができ、
工程’sではそれらを「資源」として扱います。

まずは、資源の登録をしてみましょう。

●手順● メニューバー[編集] → 資源マスター編集

資源マスター内の白背景部分をクリックすると横線が出てきますので、
最初に行を作成してから入力をしていき最後にOKボタンをクリックし登録します。

①資源コード:入力必須項目。任意の英数字を登録(他の資源と重複しない)
       ※半角英小文字を入力した場合には、半角英大文字に変換されます。

②名称:人や機材などの名前を登録
③山積みグラフの表示:工程’s下部に表示されるグラフへの表示(あり、なし、使用時のみ)を選択
         例:常に表示は「あり」、その資源を使用している時のみ表示は「使用時のみ」
④山積みグループ名称:名称にいれた資源を更に大きな括りでグラフ表示にできる
         例:所属するチーム名、機械の種類など

 

※上記画像の赤矢印のある行番号の列で右クリックすると、行削除などの項目が選択できます。

Excelから一気に資源の登録をしたい

Excelから資源マスターに一括登録をすることもできます。
Excel からコピーする場合にも、最初に必ず資源マスターにコピーするデータ分の空白行を作成します。

●手順● 資源マスターにコピーするデータ分の空白行を作成 → ExcelのA列~D列に情報を入力 → Excelで入力した範囲を選択しコピー → (※注意)資源マスターに貼り付ける

下記画像は、資源登録をしたいExcelのデータと、貼り付けコピーした資源マスターの例です。

<Excel> <資源マスター>

 A列    資源コード

 B列    名称

 C列    山積みグラフの表示 → 数字で表示 なし:0 、あり:1 、使用時のみ:2

 D列    山積みグループ名称

※注意:資源マスターにExcelの情報を貼り付ける際には、どこにも選択がされていない状態で貼り付けます。

資源コード~山積みグループ名称の文字の部分を選択するとうまく貼り付けができます。

資源を登録した後で並び順を変えたい

ツリービューを使って簡単に変更することができます。
表示されていない場合はまずは、ツリービューを表示させます。

●手順● メニューバー[表示] → ツリービュー を表示 → ビュー選択で「資源別」を表示 → ツリービューで移動させたい資源名をドラッグしながら移動させる。

Fさんを、CさんとDさんの間に移動したい場合は、FさんをドラッグしながらCさんDさんの間にもっていき手を放します。

2. 山積みグラフとは?

人手が足りない、材料が不足している、使いたい機械が重複しているなど過負荷状況がグラフで一目でわかるようになります。

山積みグラフエリアを表示してみましょう。

●手順● ツールメニュー[表示] → 山積みグラフ

工程’s下部に表示され、赤が足りていない、青が足りていることを示します。

3. 供給資源量とは?

カレンダーの最小単位(デフォルトだと1日単位の縦軸に当たる部分)ごとに、
どれだけその資源を供給できるかという数量になります。各資源が供給される量であり、事前に資源毎に設定しておきます。

例えば、Cさんは1人しかいませんので、フル稼働するなら供給資源量は「1」と設定、
大工さんが10人いて、常に2名は休みで8名がフル稼働できるのであれば共有資源量は「8」と設定するという表現ができます。

供給資源量を設定してみましょう。

●手順● 山積みグラフエリアで右クリック → 共有資源量表示に切り替える → 各資源の「0 ゼロ」のラインにマウスポインタを合わせてマウスポインタが上下矢印になったとき、任意の量まで引き上げる

きみどり色の横ラインがでたら、共有資源量が設定されたことになります。
設定ができたら、右クリックで「山積みグラフ表示へ切り替える」で戻します。

未設定の資源の供給資源量を一括で設定したい

●手順● メニューバー[ツール] → 共有資源量一括設定 → 設定したい供給資源量の数値を入力 → 実行ボタン

未設定のすべての資源に、供給資源量を「1」と設定したい場合、「1.00」と設定します。

4. 作業ごとに資源を割り振ろう

登録した資源を作業バーごとに割り振ります。

●手順● 該当する作業バーをダブルクリック → バーのプロパティ右中央にある必要資源の「名称」をプルダウンで選択 → 量に数値を入れる

複数の作業バーに同じ資源を登録したい

まとめて同一の資源を作業バーに設定することができます。

●手順● 該当する複数作業バーを選択 → バーチャートエリア内(背景白のバーが並んでいるエリア)で右クリックしプロパティを選択 → 必要資源の登録

 

一度資源を登録してしまえば、いつでも負荷状況を一目で確認することができ、負荷調整の必要な箇所が分かります。
業務の効率化にお役立てください!

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