Vol.80:一目瞭然!メモリをきれいに合わせる方法(山積みグラフ編)
前回は、思い通りに印刷する方法をご紹介しました。
その中の上級者へのご案内として、リソースと山積みグラフのみを印刷する方法をお伝えしております。
今回はその「山積みグラフについての小技」をご紹介したいと思います!
過負荷状態の錯覚!?
突然ですが、ここで問題です!
◆問題◆ 次の画像で、一番過負荷状態(赤い部分)が大きい日があるのはどのリソースでしょうか。 ①リソースA(4/24 or 4/25) ②リソースB(4/30) ③リソースD(5/1) |
正解は…②リソースBの4/30!
…ではありません!
正解は、「③リソースDの5/1」です。
山積みブラフの画像に騙された人、騙されそうになった人、下記の画像をよくご覧ください。
お気づきでしょうか。それぞれのリソースでメモリが違うのです。
先程の問題において、それぞれの供給資源量は①リソースA(4/24or4/25)では2、②リソースB(4/30)では8、③リソースD(5/1)では12となっております。
このように、山積みグラフの図だけ見ると、以下のような錯覚が起こっていることがわかります。
- リソースBとリソースDにおいて
→リソースDの方が過負荷状態が大きいにも関わらず、リソースBのグラフの方が高さがある。 - リソースDもリソースEにおいて
→山積みグラフのメモリが大きく違うのにも関わらず、グラフだけをみると高さが変わらないように見える。
そのため、工程’sのユーザー様より、
・資源量のメモリがバラバラであるため、非常に見づらい!
・供給資源量の少ないリソースは大きく映り、供給資源量の多いリソースは小さく映ると錯覚を起こす!
というお問い合わせがございました。
ミスを無くす目的からも、今回は供給資源量のメモリを揃える方法をお伝えします!
山積みグラフの供給資源量のメモリを揃えたい!
工程’sでは、それぞれのリソースの供給資源量に自動的に合わせる仕様です。
供給資源量のメモリを揃える方法は、「期間外にダミーを積む」ことで可能となります!
※現在のデータや実績などに影響がある可能性があるため、必ず期間外での設定を守ってください。
<操作方法>
- ツールメニュー[編集]→[編集期間設定]にて、現在の工程編集期間外を設定する。
- ウィンドウにて「編集期間外になるバーがあります」と表示されるため、[はい]を選択。
- ウィンドウにて「編集期間外になる供給資源量があります。続けますか。」と表示されるため、[はい]を選択。
- 下記パターンのどれかを実行する。
・ダミー作業を作成する(リソースが少ない場合)
・供給資源量のダミーを作成する(リソースが多い場合)
(工程’s10以降の方向け簡単操作方法) - ツールメニュー[編集]→[編集期間設定]にて、元の期間に合わせる。
- ウィンドウにて「編集期間外になる供給資源量があります。続けますか。」を表示されるため、[はい]を選択。
- メモリは全部一致したまま、元々の供給資源量の設定は維持された山積みグラフができる。
ダミー作業バーを作成する方法 ダミー作業に必要資源量を入力し、リソース全てに同じ数字を入れてることでメモリを揃える方法です。 |
ダミー供給資源量を設定する方法 リソース全てにダミーの供給資源量を設定することで、メモリを揃える方法です。
|
工程’s10以降のバージョンをご利用の方向けの方法 ツールの「供給資源量一括設定」を利用すると、リソースが多くても簡単に設定することができます。 |
いかがでしょうか。
サポートではお客様のお問い合わせやお困りなことなどを支援しています。
ウェッブアイ製品に関する機能や操作方法のお問い合わせはもちろんのこと、業務でのお困りごとやご意見なども、下記製品サポートへお気軽にご連絡ください!
ウェッブアイ製品サポート
電話番号: 03-3570-2392
メールアドレス: pmsupport@webi.co.jp
受付時間: 9:30~17:30 (土日祝日および弊社休業日を除く)