vol.52:工程表作成の手間を少しでも省きたい

Q:工程表作成の手間を少しでも省きたい

▶ プロジェクトの工程を最小単位まで分解し、WBS を元に日程計画を作成する…
  と言う一連の作業を、プロジェクトのたびに一から開始するのはなかなか大変です。

それではさっそく、ご紹介します!

A:過去に作った工程表の転用をしましょう。

今回は、過去に使った工程表のデータを新しいプロジェクトへ転用する方法をご紹介します。
転用する方法は、下記の 2 通りあります。
◆ 工程の一部だけを転用する方法
◆ プロジェクト全体をそのまま転用する方法

◆ 工程の一部だけを転用する方法

例として 2016 年度に A プロジェクトと、2017 年度に B プロジェクトがあったとします。
この 2 つのプロジェクトで一部共通のプロセスがあった場合、共通の作業グループだけを選んで一方へコピーする
事ができます。
工程表の一部だけを転用する操作は[グループのコピー][WBS エディタ]を使う方法の、2 通りあります。

[グループへのコピー]を使う方法

今回は、[グループへのコピー]を使った方法をご紹介をします。
[グループへのコピー]でコピーした内容(グループ、グループバー、バー、行)は、別の工程’s ファイルへそのまま
貼り付ける事が出来ます。

[Tips]

・ツリービューでグループ名称をドラッグすると、グループ階層位置の並べ替えが出来ます。
・一緒にコピーされる[バー情報]について
備考 1~10:貼り付け先でも保持されます
登録資源/カレンダー同一の資源/カレンダーが登録されていれば、コピー先工程’s ファイルでも有
 効となります。
 ※コピー先のマスターに無い資源/カレンダーを使用していた場合は、情報は削除されます。
進捗度:コピーされません

◆ プロジェクト全体を転用する方法

以前使用した工程表をテンプレートとして保存します。
読み込む際に日付を変更するだけで、カレンダーや資源情報など、すぐにそのままお使い頂けます。

くわしくはこちらをご参照ください⇒メルマガ vol.15:過去の工程表データを再利用したい