vol.48:さらに便利なカレンダーの機能は?

Q:さらに便利なカレンダーの機能は?

▶ 前号(Vol.47)では、工程’s のカレンダー機能について基本的な使い方のおさらいをしました。
  今回は、このカレンダー機能をさらに便利に使いこなすための応用編をお送りします。

それではさっそく、ご紹介します!

A:[カレンダー]の便利機能について。

工程’s では、複数のワークパターンに応じたカレンダーを登録できます。
複数のカレンダー情報を工程’s 上で管理・運用するために、カレンダーには様々な機能が搭載されています。

◆ カレンダーの トータルフロートとは 最小単位の変更

メニューバー[編集]から[オプション]を選択し、[単位]タブを表示します。
ここでは、1 日のカレンダーに対して設定できる稼働/休み時間の最小単位を設定します。
初期値は[1440]分(=1 日単位)です。
例えば、[480 分](=8 時間)とすれば、8 時間刻みのワークパターンを設定できます。
※最小で 1 分刻みまで設定する事ができます。

 

例として、[カレンダーの最小単位]を[480 分](=8 時間刻み)にした場合の1日のカレンダーはこのような形となります。

[Tips]

日付の移動単位
作業バーに対して設定した日付も、最小単位に設定した値ごと(今回は上記設定の 480 分)に変動します。

◆ 背景カレンダーの表示設定

初期設定では、デフォルトのカレンダーが背景に表示されています。
前回(Vol.47)ご紹介した事例のように、一つの工程’s 内に複数のカレンダーが登録されている時は、
背景に表示するカレンダーを変更する事が出来ます。

背景カレンダーの変更方法

[表示]メニュー>[カレンダー]またはカレンダーエリアで右クリックしてショートカットメニューから[プロパティ]を選択し、
[カレンダーエリア]ダイアログを表示させます。

[Tips]

カレンダーラインへ休日を表示する

バーを選択すると、バーへ設定されたカレンダーの休日をカレンダーラインへ表示します。
背景に表示されていないカレンダーの休日も、ここで確認する事が出来ます。

◆ 事例の紹介

ここまでで紹介した機能を駆使して、日勤と夜勤の混在する工程表を作りました。
(日勤:8:00~16:00、夜勤 16:00~24:00)
使用したカレンダー機能は下記の通りです。
・背景カレンダーの変更
・カレンダー最小単位の変更
・シンボルの変更
(日勤と夜勤でそれぞれ別シンボルに設定しました)

[Tips]

休日を点線で表示する(時間単位)

休日の上に作業バーを置くと、作業バーが点線で表示されます。
初期設定では 1 日単位ですが、日中の休み時間(日勤の場合は夜)も点線になるように設定します。
メニューバー[編集]→[オプション]→[バーの描画方法]タブで、[最新バーの休みの部分を点線で表示する]の
[休みの対象]を、[1 日単位]から[すべて]に変更します。