vol.13:工程表への資源設定と資源山積みの調整方法について

Q:工程表への資源設定と資源山積みの調整方法について

▶ 今回は、次回の 2 回に分けて「工程表への資源設定と資源山積みの調整」についてレクチャ―します。
▶ 「必要資源」とは:作業を行うために必要な人や設備のことをいいます。工程’s では作業バーごとに資源を割り当て、
  山積みエリアで資源の山積みを表示させて資源ごとの負荷状況を見ることができます。

それではさっそく、ご紹介します!

A: 操作方法

①計画に必要な資源を[ 計画に必要な資源を[資源マスター]に登録しましょう。

(1)[編集] メニュー> [資源マスター編集] を選択します。
(2)[資源マスター] ダイアログにて、資源コードと資源名称を入力して資源を登録します。
  入力が完了したら[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

②作業に必要な資源を設定しましょう。

資源を設定するバーをダブルクリックまたは右クリックメニュー>[プロパティ]を選択して、[バー情報]ダイアログ
を表示させます。
[バー情報]ダイアログの左下[必要資源]のエリアで、資源マスターで登録している資源をプルダウンメニューか
ら選択し、必要量も入力して設定します。入力後は[OK]ボタンをクリックするか、Enter キーを押下してください。
※「量」の欄には一日あたりの必要資源量を設定してください。
 ただし、[編集]メニュー>[オプション]>[動作の設定]タブ>[高度な設定] で「トータル量の入力を有効にする」にチェックすると、
 バーの必要資源の設定で資源タイプ(レベル/トータル)が選択できます。
・レベル : ある作業において全期間にわたり一定の資源量が継続する場合
・トータル: ある作業を完了するために必要な全資源量を設定する場合
(詳細は工程’s>[ヘルプ]メニュー>[ウェッブアイ工程’s ヘルプ]>[必要資源の設定]の項をご覧ください。)
(工程’s5.3 以前のバージョンをご利用の方は、「トータル量の入力を有効にする」は、
 [編集]メニュー>[オプション]>[単位]タブ>[高度な設定] にございます。)

③供給資源量を設定しましょう。

山積みグラフにてプロジェクト期間中の資源の過不足を把握するためには、供給資源量の設定をしておく必要があります。
供給資源量の設定は以下の手順で行います。
(1)[表示] メニュー> [山積みグラフ] 選択して、山積みグラフエリアを表示させます。
(2)山積みグラフエリアにて右クリックショートカットメニュー> [供給資源量表示へ切り換える] を選択して[供給資源量表示] に切り 換えます。

 

(3)[供給資源量が計画期間を通して一定の場合]
 資源量0を示すラインの上にマウスを合わせると、マウスポインタの形状が (上下の矢印) に変わり、現在の供給資源量設定期間が表示されます。
 その状態で左端に表示されている資源量の目盛を目安にしながらマウスをラインまで上にドラッグし供給資源量を設定します。
 供給資源量が設定された領域は緑色で表示されます。

(4)供給資源設定後は、山積みグラフエリアで右クリックショートカットメニュー>[山積みグラフ表示へ切り換える]を選択すると、
  山積みグラフが表示されます。

《Tips①》 計画期間の途中で供給資源量を変動させることができます。

計画期間を通じて供給資源量が一定でない場合は、特定の期間に分割してそれぞれの期間で供給可能な資源量を設定することができます。