vol.07:カレンダー編集について

Q:カレンダー編集について

▶ 今回のテーマは「カレンダー編集」です。
  カレンダーを工程表背景や作業バーに設定することができます。
  作業バーにカレンダーを設定すると休日、休み時間を考慮して工程を配置することができます。

※カレンダーとは?
 工程’s では、プロジェクト編集期間中の休みや稼働時間の定義をカレンダーとして登録します。
 1つのプロジェクトには複数のカレンダーを登録することができます。
 登録されたカレンダーはバーやコンストレイントに対して設定されます。

それではさっそく、ご紹介します!

A: 以下の設定を行います。

① カレンダーの最少単位や期間の表示単位の設定をしましょう。

[編集] メニューから [オプション] を選択し、[単位] パネルを表示します。(図 1)
※デフォルトのカレンダー最少単位は1440 分(1 日)です。1 日単位で休みや稼働時間を設定する場合は単位設定は不要です。

図1:[編集]メニュー>[オプション]>[単位]タブ画面

 

②新規カレンダーを作成しましょう。 ②新規カレンダーを作成しましょう。 新規カレンダーを作成しましょう。

[編集]メニュー>[カレンダー編集]を選択して[カレンダー]ダイアログを表示させます。[カレンダー]メニューから[新規作成]を選択すると、
新規カレンダーを作成できます。
ここでプロジェクトの編集期間中の休日や稼働日を設定します。(図 2 カレンダーダダイアログ編集方法)を参考にしてください。
プロジェクトのカレンダーは、1 日のカレンダーで設定した1日(= 1440 分) の中の休みや稼働時間をもとに設定します。

図2:カレンダーダイアログ編集方法

 

③作成したカレンダーを保存(登録)しましょう。

[カレンダー]メニューから[番号をつけて保存]を選択し、番号とカレンダーの名称を入力して[OK]ボタンをクリックしてください。
※登録済みのカレンダーは読み込んで確認・編集することができます。
 [編集] メニュー>[カレンダー編集] を選択して[カレンダー]ダイアログ>[カレンダー]メニュー>読込みをクリックしてください。
 登録しているカレンダーが表示されます。編集後、上書き保存できます。

④ カレンダーエリアや工程表の背景に登録したカレンダーを表示させましょう。

[表示]メニュー>[カレンダー]またはカレンダーエリアで右クリックしてショートカットメニューから[プロパティ]を選択して
[カレンダーエリア]ダイアログを表示させます。

図3:カレンダーエリアダイアログ

 

⑤ カレンダーを作業バーに設定しましょう。

カレンダーを設定したいバーをダブルクリックするか、右クリックしてショートカットメニューを表示し、[プロパティ] を選択します。
※カレンダー設定したい作業バーは範囲選択や ctrl キーで複数選択して一度に設定することができます。
 [バー情報] ダイアログのカレンダー番号のフィールドのドロップダウンリストで登録されているカレンダーの中から設定したい番号を選択し
 [OK]ボタンをクリックしてください(図4バー情報ダイアログでカレンダー設定を行う)。
※カレンダーを設定しないと、背景のカレンダーがそのバーのカレンダーとして設定されます。同様にグループバーの場合も、
 オプション設定の[動作の設定] にて [バーの日付に合わせて、グループバーを自動更新する] がチェックされていなければ、
 背景のカレンダーがそのバーのカレンダーとして設定されます。

図4:バー情報ダイアログでカレンダー設定を行う

《Tips①》
工程表に表示する背景カレンダーと作業バーのカレンダーを別々に設定することができます。

工程’s では背景と作業バーそれぞれにカレンダーを設定することができるので、表示用として工程表背景に休日を表示させ、
作業バーには休みなしのカレンダーを設定することができます。
こうすることで、休日を表示させつつも工程を作成する時には休日を無視することができます。
※ 新規に作業バー、コンストレイントを作成した場合、背景のカレンダーがそのバーのカレンダーとして設定されます。
 この図の場合、背景に土日休みのカレンダーが設定されているため、新規に作成するバーは土日休みの作業バーとなるため、
 別途バーに「休みなし」のカレンダーを設定する操作が必要です。

図5:工程表背景に土日休日カレンダー、作業バーに無休カレンダーを設定した時

 

《Tips②》

カレンダー設定したバーの休日や休み時間の点線表示に関する設定をすることができます。

設定は、[編集]メニュー>[オプション]>[バーの描画方法]タブ>[最新バーの休みの部分を点線で表示する]で行ってください。
(図 6 最新バーの休みの部分を点線で表示する)
その時、[休みの対象] を [1日単位] に設定すると、終日休みの場合のみ、その部分を点線で表示します。
[休みの対象] を [すべて] に設定すると、期間に関わらず、休みに相当する部分全てを点線で表示します。

図6:最新バーの休みの部分を点線で表示する