無償アドオンツール:工程’s Orarioファイルから斜線工程表を出力!

専用の無償アドオンツール「斜線工程表」を使用することで、工程’s Orario(以下、工程’sと記す)で作成した工程情報をもとに斜線工程表を出力できるようになります。
今回はこの「斜線工程表」について、実例を交えてご紹介いたします!

斜線工程表とは主にトンネル工事や地盤改良工事などで使用される工程表の形式で、縦軸と横軸に作業期間と実績(トンネルの距離など)を配置し線グラフのようにして出力します。
工程’sでは時間軸(横軸)のみの表示ですが、斜線工程表に変換すると期間と実績の2つの軸で工程表を見られるようになり、各作業の所要日数や進捗状況を把握しやすくなります。さらに、作業間の関連性がわかりやすいため、作業遅延が生じた際に他の作業への影響を確認しやすくなるというメリットがあります。

 

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目次

無償アドオンツールとは

 

作業バーに開始地点と終了地点を入力する

 

出力内容を設定する

 

ツールの導入手続

 

無償アドオンツールとは

ウェッブアイが提供している、工程’s で使用できる無償のアドオンツールです。
動作保証やサポートの対象外とはなりますが、お客様の要望に基づいて作成しているため工程’sの基本機能に備わっていない機能を補ってくれるものになります。

作業バーに開始地点と終了地点を入力する

●手順●

実際の流れを見てみましょう!
工程’s上で作業バーを作成し、「バーのプロパティ」にて備考欄に開始地点と終了地点を入力しておきます。
どの備考欄を使用するかはツール起動時に任意で決定できます。今回は例として備考1に開始地点を、備考2に終了地点を入力します。
(「表示」メニュー⇒「バーレイアウト変更」で作業バーの下に開始地点と終了地点を表示しています。)

出力内容を設定する

●手順●
出力実行前にディスプレイ設定の「拡大縮小」は 100%に設定してください。100%でない場合、出力後の線が描画領域から
はみ出す可能性があります。
「ツール」メニューから本ツールを選択して起動すると、下図のダイアログが表示されます。
各項目を設定して実行ボタンをクリックすると斜線工程表が出力されます。

出力例

上図では、出力期間を2024年1月1日~2025年12月31日として設定し、その期間が縦軸として表示されています。
また、出力距離の0m~1400mが横軸となっています。

工程表エリアには、備考欄に入力した開始地点~終了地点の距離が、設定した出力距離内に含まれる部分のみ出力されます。
例えば300~3200mの距離が設定されている避難抗本掘削のバーは、300m地点から始まりますが、終了地点の3200mは今回指定した出力距離の範囲外のため、途中まで(出力距離の終了時点まで)表示されています。

このように、簡単に斜線工程表を出力できます。

ツールの導入手続

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