工程's Orario 17.0 新機能のご紹介
2025年9月発行
※ページ内の画像はクリックすることで、拡大してご覧いただけます。
工程'sの新バージョン17.0がリリースされました!
今回は、工程's Orario(以下、工程'sと記す)バージョンアップの目玉となる主な新機能をピックアップしてご紹介させていただきます。
今回のバージョンアップでは、以前から多くご要望をいただいていたバーの文字の調整について、
従来の色・太さに加えてサイズや位置も項目ごとに変更できるようになりました。
‐目次‐ |
1.バー文字の個別調整
従来はバーの文字の調整は色と太さのみ変更が可能でした。
工程's17.0ではサイズや位置も項目ごとに変更が可能になります。
これらを直感的に操作できるよう、バーチャートエリアの上部に操作パネルを設けました。
→動画でも一部の新機能を確認できます!(YouTubeに遷移します)
バーを選択し、文字列をShiftキー+左クリックすると「テキスト移動モード」が起動します。
選択した文字列が赤枠で囲われ、タイトルバー部分に「文字の書式設定」パネルが表示されます。
文字サイズ、色、太さは「文字の書式設定」パネルから変更が可能です。
文字の位置は「テキスト移動モード」中に移動したい文字列を選択し、
ドラッグ&ドロップで任意の場所に移動が可能です。
バーチャートエリアの文字以外の部分をクリックすると「テキスト移動モード」が解除されます。
調整後の見た目のまま印刷も可能です。
補足事項
・本機能が使用できるのは作業バー、グループバーのみです。
資源バー、マイルストーンは対象外です。
・書式設定パネル表示後は自動調整の対象外となります。
近接バーや左右上下端にかかった場合でも折り返しや省略表示の対象となりません。
・本機能は工程'sクラウド、Promioの表示には反映されません。
2.計画バーの休日を点線表示にする
バーのカレンダーがお休みの時、計画バーは休日部分も実線で描画されていましたが、
工程's17.0ではお休み部分を点線表示できるようになりました。
メニューの編集>オプション>[バーの描画方法]タブより、
[計画バーの休みの部分を点線で表示する]にチェックをつけてOKを押すと計画バーのお休み部分が点線表示となります。
この機能を使うことで予実比較や休日が見分けやすくなります。
制約事項
計画バーのカレンダーは最新バーのカレンダーに連動しますが、カレンダー設定変更前の情報は計画バーに保持しません。
例えばバーのカレンダーが休みなしになった場合、バーの長さはそのままですが、
変更前のカレンダーは考慮されず休み表示は消えるためご注意ください。
3.バー選択後の■◀●▶■拡大設定
バー選択時に表示される■◀●▶■のマーカーについて、サイズが変更できるようになりました。
これによりバーの視認性や操作性が向上しました。
サイズ変更はメニューの表示>[マーカーサイズ(■◀●▶■)]から行えます。
4.カレンダー同期の既定ON
「スクリーン分割」ボタンをクリックした際に、「カレンダー同期」ボタンのデフォルト状態がONになります。
この時、バーチャート画面もカレンダーが同期されている状態となり、スムーズにスクリーンの上下で同じ日程を表示させることができます。
5.開始/終了が同じ場合の終了日時の省略表示
バーレイアウトで開始日時と終了日時を表示させる場合に、開始と終了が同じであれば終了日時を表示しない設定を設けました。
これにより、工程表が見やすくなり、誤操作や見間違いを防ぐことができます。
終了日/終了時刻を非表示にするためには、メニューの表示>バーレイアウト変更より、
[開始と終了の日付/時刻が同じとき、終了日時は表示しない]にチェックをつける必要があります。
なお、開始日/時刻と終了日/時刻を別の項目に設定した場合は対象外となります。
6.必要資源量への負の値入力の設定
必要資源量に負の値を入力できるようになりました。
メニューの編集>オプション>[動作の設定]タブより高度な設定を開き、
[必要資源量をマイナスの値で入力可能にする]を有効にすることで負の値入力が可能になります。
どんなときに役立つの?
Oshikaで消費型資源、生成型資源を表現するスケジューリングを行う際、必要資源量へ負の値を入力する必要があります。
消費型資源、生成型資源が表現できると以下のような情報が工程'sで扱えるようになります。
・リースする道具などの資源について
アクティビティごとに確保数/解放数を登録することで、供給量の範囲内で使いまわすための情報を工程'sで保持できるようになります。(消費型資源機能)
制約事項
・負の値入力可能設定がOFFのとき、バーのプロパティ画面を開くと負の値はすべて「1」と表示されます。
・必要資源量を変更せずにOKを押すと負の値のまま保持されますが、変更してOKを押下すると「1」の値で上書きされます。
・全体マップ、月別資源量、山積みグラフでは負の値は「0」として計算されます。
その他、不具合の修正なども実施されております。
詳しくはリリースノートを参照ください。
また、こちらの資料ではイラストを多めに新機能について分かりやすくご紹介しております。
オンライン説明会概要
Web会議システム(Microsoft Teams)を利用して実際に操作画面をご覧頂きながら、セミナー形式で工程's 17.0 をご紹介いたします。
当日は工程's 17.0 について質疑応答のお時間も設けています。
また、お時間の許す限り現在工程管理業務の中で困っている事、製品やサポートに対するご要望や質問等へも広くご回答させて頂きます。
開催日:9月25日(木)、9月26日(金)、10月6日(月)、10月7日(火)、10月8日(水)
※いずれの日程も内容は同じです
※お申し込みフォームよりご都合のよい日をお選びください
時間:16:00~16:45 45分間(質疑応答含む)
対象:工程's 年間保守サービスご契約者様
※本説明会は工程's 年間保守サービスご契約者様のみお申し込み頂けます
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